しょうがない・・・行くしかないか
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「イヤならすぐ辞めよう」
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これを心のスローガンにして、近くの銀行に行って口座を作ってコンビニで色んな書類のコピーを取って、なんとか初出勤の日までに必要なものをかき集めた。ドラクエのクエストのようだ(笑)
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初出勤の日、またもや予定時間より15分ほどはやく着いてしまって車の中で時間を調整していた。もう一度書くが根は真面目なのだ(笑)
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裏口の従業員入り口から入店して、守衛のチェックを受け来店理由「40代のくせにバイトするっす、もう辞めたいっす」を用紙に書き込む。社員証がまだ無いのでこういう手間がかかることをしなければならない。
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部屋には総務らしき50代くらいの女性がいて、初日のオリエンテーションが始まった。簡単な会社の概要、ロッカーの場所、社員証の通し方など一通りの説明をされた。
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とにかくこの女性は抑揚がほとんどなく、ただ淡々とマシンのように喋る人だった。きっと同じこと何百回と言い続けているとこうなるんだろう。自動車免許の更新のときにうける講義で、無表情で喋る人を思い出した。
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そして雇用契約書を見せられた
・時給1,050円
・交通費支給
・4時間勤務で週4日~5日
・6ヵ月後には有給、寸志支給
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うん、求人雑誌に記載されていた情報と同じだ。上場企業だけあってこういうところはしっかりしていると思った。アルバイトを始める人は、後で揉めないためにもこの内容はしっかり確認しておいたほうがいい。
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時給1,050円。悲しいがこれが今の自分の市場価値だ(笑)よく本に仕事とは「自分の労働力と引き換えにお金を得ること」と書かれているけど、見方を変えると実際は「自分の寿命と引き換えにお金を得ること」だ。
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「とどのつまり1時間分の寿命と1,050円を市場で交換しているのだ」と言う利根川の声と「悲しいけどこれバイトなのよね」いうスレッガー中尉の声が聞こえてくる(笑)
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その後は、綾瀬ゆいちゃんが出てこない教育用DVDを2時間ほど見せられて、その日は終わった。
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仕事フォルダの中にある綾瀬ゆいちゃんを見てから寝た。
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