雑草はなぜそこに生えているのか

読書

「雑草はなぜそこに生えているのか」を読み終えた。
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この手の本を読むのは「植物はすごい」を読んで以来だと思う。巻末に書いてあるが、この本は若者向けに書かれたもので入試問題に多く使われていて「入試に最も多く使われた著者」だそうだ。
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弱い植物である雑草の基本戦略は「戦わないこと」にある。
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雑草は何気ない植物が、何気なく生えているわけではない。雑草になるためには特殊な能力を持っていることが必要なのである。
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人間の血液型の比率は世代を経ても大きくは変化しない。このように世代が変わっても遺伝子頻度が変化しないことは「ハーディ・ワインベルグの法則」と呼ばれている。
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植物が様々な化学物質を放出して、まわりの植物を抑制したり害虫や動物から身を守ることを「アレロパシー」と呼ぶ。
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変えてよいものに固執して無駄なエネルギーを使うよりも、変えてはいけない大切なものを守って行けば良いのだ。
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*以上引用です
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感想はまず、ダーウィンの「生き残るものは、強いものでも賢いものでもなく変化できるものである」が頭に浮かんだ。食物連鎖の頂点で君臨していたマンモスや恐竜が滅んだのは環境の変化に対応できるくらいの選択肢を持っていかなったからだ。
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時代とともに環境は変化する。しかも現代はそのスピードが速い。
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自分の思考を放棄して、毎日決められたことを決められた通りに過ごすのはラクだけど、いざその環境が破綻したときに別のオプションがないと人生がハードモードになってしまう。
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雑草の生き残り戦略から人生に示唆的なヒントが伝わってきて、雑草初心者にもとても分かりやすく書かれている良書です。
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