少年と犬

小説

「少年と犬」を読み終えた。
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ショッピングカートに入れたままで読めていなかった本。著者は馳星周さんという方で直木賞受賞作だ。この著者の作品は初めてだった。
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声をかけてくれるわけではない。話にうなずいてくれるわけでもない。ただそこにいる。それだけで救われた思いがするのはなぜだろう。
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「あんたたちの魔法って、人を笑顔にするだけじゃないんだね。そばにいるだけで、人に勇気と愛をくれるんだ」
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犬は言葉はわからなくても人の意志を見極めようとする。話かけることでコミュニケーションが密になり、絆が深まっていく。
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以上引用です
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感想は・・・とても良かった。これはもう読むしかない!
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第一章を読んで「えー、こんな終わり方!」と思ったら全編通しての続きものだった。目次を見て一話読み切りなのかなと思いこんでいたのだ。
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この小説には何かハードボイルドのようなものを感じた。あと犬の素晴らしさと同じくらいに、汚れた犬を迎え入れる人間側に心を打たれた。
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犬に関わらず動物には悪党から娼婦まで人間を本当の素に戻す力があると思う。
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全編良かったけど、最後の「少年と犬」が一番良かったかな。ちなみに2日たらずで読み終えてしまった。

全編読み終えて最後のページを見るとこの小説が掲載された日付が書いてある。これを見ると最後の「少年と犬」が最初に書かれてそれから一話目の「男と犬」に続いている。
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これ、結構すごくないっすか。
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全部読めば分かると思います(笑)興味のある方はどうぞー
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