小説

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傲慢と善良

「傲慢と善良」を読み終えた。..著者は辻村深月さんで、文庫本になっていたので購入。..作者の本を読むのは「かがみの孤城」「ツナグ 想い人の心得」に続いてだった。..■..まだこちらにそんな気がないのに「結婚」を迫る女子は、問答無用で「怖い」と思って許されるような、そんな気がしていた。..自由気ままな恋人同士ではなく、ともに家族まで巻き込んだ社会的な関係になり、親を安心させる。あれだけ抵抗があった結...
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砂の女

「砂の女」を読み終えた。..あらすじを読んで面白そうだったので購入。.著者は東京大学医学部卒で芥川賞受賞者でもある安部公房さんだ。恥ずかしながら、読むのが初めてどころか名前すら知らなかった。..■..寝苦しかった。女の気配に耳をそばだてながら、あんなふうに大見得をきってみせたりしたのも、けっきょくは女をしばりつけていたものへの嫉妬であり、女が仕事をほうりだして、寝床へしのんで来てくれることへの催促...
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香君 下 遥かな道

「香君 下 遥かな道」を読み終わった。..「香君 上 西から来た少女」の続きです。...■..人という生き物は、過去に幸せだった思い出だけでは生きていけないのかもしれないわね。この先にも、なにか幸せがあると思えなければ苦しみを越えて行かれない。自分がしていることに意味がある、人を幸せにできると思えることが、私にとっては救いなの。..人々が自分を讃えている声に鞭打たれながら、オリエはただ微笑みを浮か...
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香君 上 西から来た少女

「香君 上 西から来た少女」を読み終わった。..著者は上橋菜穂子さんという方で、恥ずかしながら知りませんでした。上下巻になっていてその上巻だ。..■..カシュガ家には、ふたつの系統がある。ひとつは、オアレ種の稲をこの世にもたらしたという伝説の忠臣を祖先にもつ名家、旧カシュガ家。もうひとつは、あるとき、そのカシュガ家に次男として生まれ、長じて後、革新的な農政によって帝国の富を飛躍的に増やし、一代の英...
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赤と青とエスキース

「赤と青とエスキース」を読み終えた。..青山美智子さんの新作だ。著者の作品は以前に「お探し物は図書室まで」を読んだことがある。..この本が大好きで、ぜひ今作も読んでみたかった。..■..なんだってそうだ。スタートさせるのは思いのほか容易なことで、おしまいはいつもあっけない。難しいのは続けること。どこが最終地点なのかわからないまま、変わりながら、だけど変わらないで、ただ続けること。..彼にはたくさん...
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