[15] アルバイトあるある を先に読むと、より一層美味しさが増します。
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アルバイトを始めてすでに半年以上が経った。一応一通りの作業にも慣れてきて初めた頃に比べれば精神的、体力的負荷は大分軽くなってきた。ここまで続いた自分を物凄く褒めてやりたい。
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もちろん辞めれるものなら秒で辞めたいが、いいか悪いかは別にして人間どんな環境にも慣れてくるもんだ。
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お客さんに、商品の場所や営業時間はよく尋ねられることはある。中にはやっぱり少しおかしい人がいて
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「おれは1,500坪の畑をもってるんだ」
「こう見えて、昔は部長だったんだぞ」
「あの若い女の店員はいないのか」
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と仕事と関係の無い、全くどーでもいい話を延々とふっかけてくる人がいる。ほぼ男性の老人で、距離感を計れないのか声が異常にでかい(自分調べ)風貌もお世辞にも清潔感があるとは言えない恰好をしている。
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こちらも視界に入るとすかさずイーサンのように死角に逃げ隠れるようにしているが、不死身のジャック・ベイカー(たまにマーガレット・ベイカー)からはなかなか逃げられないのだ(笑)
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内心「じじい、昔の栄光はチラシの裏にでも書いてナンパごっこは外でやってくれ」と思っていても、さすがに喋りかけられると無視するわけにはいかない。
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こういう時はどうやって対処するのがいいんだろうか。今のところは話を聞きながら、隙を見て自然にフェードアウトしている。
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OBCN (おばちゃんネットワーク)に聞いてみると、すでに「要注意人物リスト」がクラウド上で出来上がっていた。さすが OBCN だ。
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あくまでも推測だけど、おそらく日常生活で話し相手がいないんだろう、孤独なのだ。それで客という立場を利用して店員と会話をする。
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自分の将来もこうなるかもしれないと考えたら、末恐ろしい。
年を取って逆の立場になっても、こういう感じで迷惑はかけたくないな。
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