天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上)

読書

「天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上)」を読み終えた。
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ゴールデンウイークに読もうと買った本だが、ゲームばかりしてたせいでようやく読み終えた。著者のエドワード・O・ソープは数学者でありヘッジファンドマネージャーで、カジノのブラックジャックからウォール街まで制してきた軌跡を描いた自伝だ。
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私たちには助けになるコネもなく、それに私が通った学校は公立だったが、それでも私は大きな違いを生む財産を手にいれた。考える力だ。
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逆らいがたい顧客を抱えて大仰にやっていては、けっして自立などできない。不確実性なんて複雑なことを相手にしているだけで十分大変なわけで、人の気まぐれまで相手にするなんて是が非でも避けるべきだ。
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人生は偶然と選択が混ざり合ってできている。偶然のほうは、生きて行くあいだに配られるカードだと考えることができる。選択のほうは、配られたカードをどうプレイするかだということになる。
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*以上引用です
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読んだ感想は、とにかく「学ぶことの大切さ」につきると思う。
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著者は子供のころから爆弾めいたものを作ってみたり、13才でアマチュア無線技士の資格を取ったりと、まさに神童だ。
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大人になってからは世界初のウェラブルコンピューターを作ってカジノを打ち負かし、ブラックとショールズ以前にオプションの理論式をあみだしてヘッジファンドのマネージャーになり、ワラントのアービトラージやデリバティブで巨万の富を得る。
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フツーの人にはずば抜けすぎてて到底マネできないけど、それでもバカだとこんなことは到底できない。学んだからといって成功はできないけど、学ばないと成功はできない。
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「なんで勉強なんかするの?」に対する答えになる本だろう。
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ちなみに「ディーラーをやっつけろ」は知っていたけど読んだことがなかったんで、この自伝としては新鮮だった。ただ訳(それか原版?)は少し難ありだと思う。
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「フラッシュボーイズ」や「シグナル&ノイズ」、「大暴落1929」あたりを読んでおくとより一層おもしろく読めると思います。
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