翼の翼

小説

「翼の翼」を読み終えた。
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朝比奈あすかさんの本を読むのは初めてだった。
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帯に、おおたとしまささんの推薦文がある。
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この人の本は「ルポ塾歴社会」「ルポ東大女子」を読んだことがあったので、お受験と塾の闇の知識は多少あった(どちらも面白いです)
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学年のはじめに教科書が配布されると、国語の教科書の中の物語を最初の日にぐんぐんと読んでしまう子がいる。問題集を買ってきてやると、苦もなく解き進める子がいる。
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ただ、働き続けることにこだわっていた。母から言われた「定年まで働ける会社を選びなさい」、大学教授が語った「女性が仕事を手放すことは自ら自由を手放すことと同義です」、会社の同期が新人研修中の飲み会で語った「ダンナの稼ぎからランチ代払う主婦なんて終わってる」。そうした言葉たちが円佳をぎりぎりまで職場に繋ぎとめた。
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マイペースにやっているつもりだったが、どうしても比べてしまう。ねばねばとした嫉妬心が貼りついて、こそげ落とせないのだ。
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実力も運のうち 能力主義は正義か?
「実力も運のうち 能力主義は正義か?」を読み終えた。 . . マイケル・サンデルさんの新刊。著者の本を読むのは「これからの正義の話をしよう 」以来だった。 . . ■ . . SATのような標準テストはそれだけで能力を測るものであり、平凡な経歴の生徒も知的な将来性を証明できるとされている。だが、実際にはSATの得点は家計所得とほぼ軌を一にする。生徒の家庭が裕福であれば...

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「中学受験って、子どもの性格を曲げる気しかしないよね」 --- 中学受験についてはいちいちネガティブな感情をむきだしにする貴子や千夏が、桃実の水泳全国大会については、きらきらと無垢な目で応援したがるのだ。
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出てきた数字に円佳が上機嫌になればなるほど、翼は、成績を上げれば母親は自分を好きになってくれると思うのである。
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「どうかしら・・・わたし、ちゃんと見てないから分からないのよ。水泳もあるし、あの子、学校のことも頑張っているから、そんなに塾の勉強ばかりしているわけじゃないわ」と、たまたま優秀な子を産んでしまったぼんやりしたお母さんという顔で、そんなふうに言っている。
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全力でその場限りの嘘をつくことで、その嘘が本当になったように錯覚して、つかの間楽しい気分になって、そして両親の笑顔を見たかった。なぜなら、彼の親は、成績の良い時しか笑ってくれないから。
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負け逃げ
「負け逃げ」を読み終えた。 . . 何だったかの小説の最後の広告欄で見つけた本。著者は「こざわたまこ」さんという方で、この人の小説は初めてだ。帯にもあるがR-18文学賞読者賞を受賞している作品だそうだ。 . *ここから先はネタバレになるので、未読の方はスルーしてください。 . ■ . いつか、この村の男全員とセックスできるかな。どの家の男も私とやってて、私を介して...

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「人って知らない世界のことをとりあえず拒否るのかもね。自分を守るためにさ」
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昔、塾講のバイトしてましたが、カンニングは見てみぬふりが鉄則でしたよ。顧客との間にわざわざ波風立てるようなことを言う必要ないので。
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自分が選ばれないことの百倍も千倍も、子どもを選んでもらえないことが辛いとは。こんなに辛いことだとは知らなかった。
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以上引用です
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感想は・・・めちゃくちゃ面白かった。
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自分の学生時代を振り返ると、田舎育ちだったので中学受験などなく、地区によって決まっている公立中学へ進学するしか選択肢は無かった。そこで2つの小学校の卒業生が一緒になる感じだった。
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そして高校も推薦で進学して(当時は優等生だった(笑))そのまま5年間学んだので、全くお受験とは無縁の人生だった。
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つまるところ、遊んでばかりいたのだ(笑)
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ミセス・ノイズィ
「ミセス・ノイズィ」を見終わった(U-NEXTで399円) . . 夫と娘と共に引っ越してきた小説家の吉岡真紀。スランプ中の彼女は、隣人の若田美和子による騒音と嫌がらせに悩まされ、執筆も家族との関係もうまくいかず、心の平穏を奪われていく。そんななか、真紀は美和子を小説のネタに書くことで反撃に出るが・・ . 天野千尋監督が「争いはなぜ起きるのか」をテーマに、隣人問題から始まるSNS...

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いつから風向きが反転するのか恐る恐る、ハラハラしつつも興味深々で読みふけった。第三章からがこの物語の本番だ、ページをめくる手が止まらかなった。
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リアルでヒリヒリする。
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そして、ラストは涙なしには見れない。泣けたわ。
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血が繋がっていることが、いや血が繋がっているからこそ足枷になることもあるんだろうな。
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血の轍
「血の轍(1~8巻)」を読み終えた。 . . 著者の「惡の華」が好きだったのでこれも読んでみたいなと。内容は毒親のお話で9巻で完結らしい。最終巻はレンタル不可だったので最後までは読めていない。 . 感想は・・・母親が美人すぎる(笑) . 隠しきれないエロさと狂気じみた表情に興奮した。特に顔の表情がすごく繊細で、セリフ無しの見開き2ページからセリフ以上の色んな事を感じ取れる...

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自分は未婚で子供もいないので、実際はどうなのかは分からないし深い部分での共感はできていないとは思う。
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それでも大人になって思うのは、勉強はしといた方がいいなと。
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ちなみにこの著者の作品は中学の試験問題に出題されることが多いそうだ。この作品もとても素晴らしい、でもこの文章を解かされる学生は少し可哀そうかもしれない・・
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興味のある方はどうぞー

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朝比奈あすか

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