枯れ葉 | 独身、一人暮らしの日記

「枯れ葉」を見終わった（2023年/フィンランド・ドイツ）
.
.

理不尽な理由から仕事を失ったアンサと、酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いているホラッパ。ある夜、2人はカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれあう。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける（U-NEXTより）
.

.
パートナーがいる人生もいいよな。
.

そんなことを思わせてくれる素敵な映画だった。
.
.

欧州の人が「日本の街並みは素晴らしい」と感じるのと同じように、何気ない街並み、家具や装飾品に目を奪われる。
.

家の黄色い外壁と、青いコートに赤いシャツ。家の中では薄いグリーンの壁に、カーキ色のラジオ。色の配色だけで楽しくなってくる。
.

印象的だったのは、ラジオから流れてくるウクライナのニュースだ。何度もサブリミナルのように挿入されて、まるでストーリの進行具合と歩調を合わせているかのよう。
.

■
.

いわゆる「ゼロ時間契約」は下の本に詳しく書いてある。あと映画「家族を想うとき」にも出てくるのでよかったら見てほしい。
.

.
どちらも舞台はイギリスなので、この制度があるのは欧州全域なのかな。
.

■
.

日雇い肉体労働者で、酒とタバコが大好きで、おまけに運まで悪い。
.

それでもね、退院時に迎えに来てくれて、一緒に回復を喜んでくれる人がいるのはこの上ない幸せだと思うよ。
.

純粋に羨ましい。
.

別に枯れ葉でもいいじゃない。
.

ぜひ、ひとりの人に見てほしいな。