「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」を見終わった(2023年/イギリス)
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年金生活を送るハロルドは元同僚から1通の手紙を受け取る。手紙には彼女が末期がんであることが書かれていた。ハロルドは早速返事を書くが、投函する直前に手紙を自ら彼女に届けることを決意。郵便局に出かけたままの格好で800kmもの道のりを歩き始める(U-NEXTより)
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映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』公式サイト|2024.12.20(金) DVD発売!
2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位の傑作小説を映画化!その一歩が人生を輝かせる、驚きと涙の感動作!
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原作は小説「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」でこちらは未読。知識ゼロで見た。
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主演のハロルド・フライ演じるジム・ブロードベントが素晴らしかった。深いシワを刻みながらも、まるで子犬のようなあのつぶらな瞳よ。
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500マイル歩いたからといって、ホスピス患者が助かる訳でもない。ましてや走破するまでに会えないまま死んでしまうかもしれない。
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単に自己満足で、晩年に何かを成し遂げる必要などないのかもしれない。
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そんなこと本人が一番分かっているわけで、それでも行動に移してしまう心境の変化に人間味を感じたな。
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妻のモーリーンは、平凡なルーティーンから抜け脱した夫に嫉妬していたのかな。自分だけ楽しんで!って。厳格な生活は息子に対する贖罪の気持ちもあったかも。
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あとね、思いもしないところで有名人に祀り上げられるのは彼の本意ではなかったような気がした。
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スタンドバイミー感が好きでした。
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