「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」を見終わった(2018年/アメリカ)
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殺処分寸前で保護した愛犬の鳴き声が原因で、ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。料理家のモリーは本当に体に良い食べ物を育てるため、郊外に移り住むことを決意。だがそこに待っていたのは東京ドーム約17個分もの荒れ果てた土地だった(U-NEXTより)
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めちゃくちゃよかった!
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「いつかは大自然の中、自給自足で心穏やかに暮らしたい」なんていう理想を、本当に現実化した夫婦とわんちゃんのドキュメンタリーだ。
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メンターと共に、荒れ果てた広大な土地を自然と動物、人間が共生できる生態系に作り直していく。そのスケールもアメリカサイズだった。
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まずは土が大事なんだよね。
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カバークロップの件は上の本に詳しく書いてあるので、ぜひいっしょに読んで欲しいな。
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自然界の壮大な食物連鎖、無慈悲なヒエラルキーにただただ感服した。
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ちっぽけな虫から、名前も分からない植物にまでそれぞれ役割があるのと同時に天敵がいる。そしてその役割を終えると土に帰り、新たな命の養分となる。
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どこまでもぐるぐると回る正のスパイラル、ちょうどぐー、ちょき、ぱーのような関係だ(笑)
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一方で、残酷な現実も描かれている。夫婦は途中、何度も挫折や絶望を味合うんだよね。
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自然の力は巨大なだけに、決して人間が飼いならすことはできない。
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それでも、豚とニワトリがじゃれあい、犬がニワトリを守り、フクロウがネズミを狩るエコシステムは間違っていないだろう。
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映画では7年間の軌跡を追っている。
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「たった7年でここまで出来るのか!」というのが見終わった率直な感想だった。
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個人的には今年見た映画の中でベスト3に入る。面白かったです。
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