「シスター 夏のわかれ道」を見終わった(2021年/中国)
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看護師として働きながら、北京の大学院進学を目指していたアン・ラン。ある日、疎遠だった両親が亡くなり、親戚から見知らぬ6歳の弟・ズーハンの養育を押しつけられる。彼女は弟を養子に出すと宣言し、養子先が見つかるまで面倒をみることにするが(U-NEXTより)
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公式サイトによると、同年に公開されたハリウッド作品「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を興行収入で抜いたそうだ。すごいね。
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「シン・中国人」を読了後にすぐ見たのもあって入りやすかった。
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感想は・・・中国本土の人の感想を読んでみたい。
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今だに根強く残る男尊女卑にくわえて、世代間のギャップ、体制ファーストの矛盾に苦しむ「中国版 若者の生きづらさ」みたいな感じだろうか。
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映像とのギャップとは裏腹に、かなりハードな内容だと思う。
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よく検閲に通ったなと(笑)
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特に思うのは「一人っ子政策」の歪みだ。
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主人公のアン・ランが両親と疎遠になった理由が、映画内では中々明かされないんだよね。
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なんだろう、なんだろうと思いながら見ていて、最後のほうでようやく亡き父が書いた嘆願書?が見つかりそれで全てが詳らかになる。
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この場面を見てネイティブはどう思うんだろう、単に「あるある」の一つなんだろうか。それとも稀なケースなんだろうか。
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コロナ過にも、お上の窮屈な政策に対して若者たちが白紙を掲げて無言の抗議をしていたよね。
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時間はかかるかもしれないけれど、さまざまな世代の固定観念と社会通念がぐるぐると混じり合って少しずつ社会が変わっていくんだろう。逆に言えば中国が成熟しているということでもある。
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おじさん、清一色(麻雀の役)上がれなくて残念だったな(笑)
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主役のチャン・ツィフォンさんが可愛らしかったです。
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