「ドライブ・マイ・カー インターナショナル版」を見終わった(U-NEXTで399円)
.
.
舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去を抱える寡黙な専属ドライバーみさきと出会い(U-NEXTより)
.
.
村上春樹さんの原作を映画化したものらしい。自分は未読で、知識ゼロの状態で見た。
.
.
一番印象的だったのは、家福と高槻、そして運転手のみさきが車の中で会話をするシーンだ。
.
何が歪んだ性癖なのかは分からない。けれど、もし妻の音が性倒錯者だとしたら夫の悠介もそれなりなのかなと。
.
不倫相手に「物語の続き」を聞いて、果たして嫉妬以外の感情がうずまくんだろうか、はー
.
きっと妬みや嫉みが興奮に昇華し取って代わられるのかもしれない。二人の関係がそれで円満に保たれるなら、それに越したことはないんだろう。
.
.
映画の中で、舞台のキャストを選ぶオーディションの件がある。
.
配役にソーニャの名前があって、もしかしてドストエフスキーの「罪と罰」かなーと思っていたら、チェーホフだった(笑)
.
.
ソーニャという名前はロシアではよくあるのかもね。
.
■
.
登場人物で一番好きだったのはみさきだった。
.
あの暗くて少しやさぐれたところと、抑えきれない無垢な部分とのギャップがとても良かった。自分も性格が暗いからだろう(笑)
.
公式サイトを見ると三浦透子さんという方だ(知りませんでした)何とも味のある魅力的な人だと思う。
.
あと主役の西島秀俊さんがかっこよかった。「ドライブ・マイ・カー」の演技と同様に、チェーホフの舞台の中の振舞いに鬼気迫るものを感じた。むしろそちらのほうに見入ってしまったわ、すごい!
.
.
ラストは何をほのめかしていたんだろう・・
.
興味のある方はどうぞー
.
.
コメント