「TAR/ター」を見終わった(2022年/アメリカ)
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ドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は、演奏や録音のプレッシャーと新曲の創作に苦しんでいた。そんななか、かつてターが指導した若手指揮者の死をきっかけに、彼女の完璧な世界が少しずつ崩れ始める。
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感想は・・・視聴後、もう一度見たくなる。
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ジャンルはサイコスリラーらしい。女性版ハーヴェイ・ワインスタインといった感じだろうか、いわゆるキャンセルカルチャーも描かれている。
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尺が160分近くあるので、終始丁寧に進んでいくけれど人物と名前が一致するのは中盤になってからという。これは自分の理解力の問題だ(笑)
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主人公のリディア・ターの字幕がなぜか男性口調の翻訳なのは「あー、そういうことね」と。じんわりと深みが出てくる。
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ストーリー後半はどろっどろっな展開に。
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女好きの男も、女好きの女もそう簡単には変われない。
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つまるところ、マスコミだろうがバチカンだろうが、音楽業界だろうと同じだ。そして異性愛者でも同性愛者でも関係ないと。
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そういう意味合いを伝えたかったのかな。まるで行き過ぎたフェミニズムをバランスのいいところまで押し戻そうと言わんばかりに。
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ちなみにこの映画はフィクションなんだよね。
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もし「SHE SAID/シー・セッド」や「スポットライト 世紀のスクープ」のカウンターパートで作成したのならすごいなと。
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ラストはどういう意味だったんだろう???
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アジアのマッサージパーラで嘔吐したのは、もう懲りたということなのかな。それとも世界中の女性と・・
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頭の中が?だらけでエンドロールが流れた(笑)
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想像力を掻き立てられると思うよ、見てほしいなー
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