Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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「Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」を読み終えた。
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サブタイトルに「礼儀正しさこそ最強の生存戦略である」とあり、「礼節」(無礼さ)に焦点を当てて研究された本で、その目に見えにくい影響力を科学的な目線から非常に分かりやすく説明している。
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職場で誰かから無礼な態度を取られている人に次のようなことが言える。
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・48%の人が、仕事にかける労力を意図的に減らしている
・47%の人が、仕事にかける時間を意図的に減らしている
・38%の人が、仕事の質を意図的に減らしている
・78%の人が、組織への忠誠心が低下したと答えている
・80%の人が、無礼な態度に気を病んでしまい、そのせいで仕事に使う時間を奪われている
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一度誰かに無礼な扱いを受けると、他人に協力しようとるする人は3分の1に減り、他人と何かを分かち合おうとする人は半数以下に減ることが分かっている。
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成功している人に中には態度が無礼な人もいるではないかという反論もあるだろう。そういう人たちは無礼であるという不利な条件をはねのけて成功しているということだ。無礼でなければもっと楽に成功できたかもしれない。
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集団に属する誰かが無礼な態度を取ると、無意識なうちに人は必ずその影響を受ける。自分がその態度を取られた本人でなくても同じである。
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奪エネルギー関係に陥って会社を去る可能性が高いのは、能力が低いあるいは中程度の社員よりも圧倒的に平均以上の能力を持った社員だということだ。後者の退職可能性は前者の13倍にもなる。
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感想は、とにかく読んでいてとても気持ちいい本だ。
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こういう人ばかりだといいのに(笑)
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全員が適度な礼儀正しさを持っていれば、みんなハッピーなんだけど現実は決してそうじゃない。類は友を呼ぶじゃないが、どうしても人間は自然と同じレベルの人が集まる。
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無礼な人には無礼な人が集まりやすいし、礼儀正しい人の周りには礼儀正しい人が集まる。そのほうが単純に居心地がいいからだ。
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ただ問題なのは、無礼な人が一人でもいると「悪貨は良貨を駆逐する」でガン細胞のように周りにいる普通の人に悪影響を与え続けるそうだ。これはよく分かる、そんな場面に出くわすだけで自分が当事者じゃなくても本当にイヤな気分になるよね。
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無礼な人への対処法も13章と14章に書いてある。色々書いてあるが、自分の対処法はやっぱり接触回数を出来るだけ減らすことと「他人と過去は変えられない」と割り切ることだ。
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もちろん管理職の人などはそうは言ってられないと思うけど、無礼な人に貴重な時間とエネルギーは使いたくない。
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おそらく組織で働くマネージャーや管理職の人向けの本でアルバイトが読むような本ではない(笑)でも自分の態度を顧みることもできるので、一年に一度くらい読み返してもいいくらいの良書だと思う。
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図書館で借りてもいいので読んでみてほしい、オススメです。ただ、この本は日本人に書いてほしかったなーとも思う。
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ちなみにツイッターをフォローしようと思ったが、著者は見つけられなかった(笑)

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