お金の減らし方

読書

「お金の減らし方」を読み終えた。
.
.

この作者の本は以前に数冊読んだことがある。肩書は小説家になっているが、著者の小説は読んだことがなく実用書(エッセイ?)ばかりだ。とても読みやすくて二日で読んでしまった。
.
.


.
.

人のものを見て羨ましいと感じやすい人ほど、自分が持っているもので人を羨ましがらせたい、と考える傾向にある。
.
.

もし、写真を撮って人に見せることができないとしたらそれを買うだろうか?それを食べにいくだろうか?その場所へでかけていくだろうか?
.
.

多額のお金を持っていてもなにも良いことはない。そのお金を、自分が欲しいもの、やりたいことと交換しなければ、価値は生まれない。お金を失うことで価値が得られるのだ。
.
.

おそらく多くのものは、他者に対する見栄であったり、自分が惨めだと思いたくなかったり、そんな「感情」に根差した支出だと思われる。お金がないのだから、惨めなのは当たり前だ、と開き直ったほうがまだ健全である。
.
.

仕事は金を稼ぐために必要だからしている。職種に対して特に希望はない。自分が持っている能力に一致するものが合理的であり、つまり、稼ぎやすいものを選ぶのが得と考えている。
.
.

情報化社会が悪いのではない。周囲に流されることは、判断しなくてもよい、考えなくても良い、ただみんなについていけば迷子にならない、自分だけ損をすることはないという気楽な状態であり、生き方として省エネなのだ。
.
.

自分を、他者との関係で評価しようと焦るあまり、自分の気持ちが見えなくなってしまう。人から褒められないと自分は嬉しくない。人と一緒でないと自分は笑えない。人に見てもらわないと意味がない。そういった価値観が自分という存在を消してしまうのである。
.
.

以上引用です
.
.


.
.

感想は・・・面白かった!
.

いわゆるお金に関するノウハウ本ではなくて、お金を通した生き方の本だ。当たり前の事も書いてあるが良書だと思う。
.

一番言いたいのは「自分の頭で考えて、自分で評価する自分を取り戻そう」ということだろう。
.

お金が生きるのは何かと交換したときに生じる価値だ。あくまでも幸せになるための「手段」で、貯め込む事自体が「目的」になるとなんともさもしい人生になってしまう(このレベルまで達していればの話だけど)
.


.

仕事自体にはこだわりが無いところが以外だった。この点に関してはかなりドライな「比較優位」の考え方をしていると思った。
.

あと読んでいる途中、ちきりんや山崎マリさん(テルマエ・ロマエの作者)の本を思い出した、きっと「生き方」に共通点があるということだろうな。
.

気軽に読めると思います、興味のある方はどうぞー

.

.

.
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ

読書
スポンサーリンク
独身、一人暮らしの日記

コメント

タイトルとURLをコピーしました