ツナグ 想い人の心得

小説

「ツナグ 想い人の心得」を読み終えた。
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辻村深月さんの新作で、この本は前作があっての続編だそうだ。自分は前作を読んでいなかったがどうしても読んでみたかったので購入した。著者の「かがみの孤城」がとても好きだったからだ。
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*ここから先はネタバレの可能性があります。
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嬉しすぎて、この言葉だけでこれから先何年か生きていけそうな気がした。
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変わらない明日が来ると信じられるのは傲慢な考えだったのだと、歩美が知るのはそれよりもまだ先のことだった。
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「今生きてるのが兄さんで、今日が私の葬式でもおかしくなかった。人生なんて、そんなもんさ」
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「同じ時代に生きられるということはね、尊いです」
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以上引用です。
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感想は・・・とても面白かった!
読み進めるのがもったいなくて一日一話ずつ読んでいったくらいだ。
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「ツナグ」シリーズを読むのはこれが初めてだった。前作を読んでいないのもあって少し付いていくのが難しいところがあった。
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一話目の「プロポーズの心得」でホテルから出てくるときに出会った男が誰なのかどうしても理解できない。それでも読み進めていくうちに、渋谷歩美が男性だと分かってようやくパズルのピースが埋まった。
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名前から女性だと思い込んだ(笑)
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あと「かがみの孤城」と同じく鏡が重要な役割を果たすお話だなと。
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話はそれるが、先月に恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」の続編の「祝祭と予感」が出た。「蜜蜂と遠雷」を読んだのは結構前で、すんなり話に入っていけるかなーと思ってアマゾンのカートに入れたままになっている。
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続きものは時間が経つと、前作を既読でも未読でもフォローするのが難しい。いっそのこと続かないほうがいいかもしれない(笑)
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全部良かった。その中でも最後の「想い人の心得」が一番刺さった。
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この本に出会えたのもきっと何かの「ご縁」だろう。

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コメント

  1. マイ より:

    はじめまして^^ 昨日偶然このブログを拝見して、余りに面白く興味深い内容にすっかり昨日今日かけて全て見させて頂きました。

    自分さんのブラックユーモアがツボです♡

    私は39歳独身女性なので、ふっとした時によぎる不安があります。
    自分さんの不安や孤独を読んで勝手に共感したりしています。

    これからもブログ楽しみにしております。

    • 自分 より:

      マイさんコメントありがとうございます。

      なんと全部見て頂いたとは・・・とてもうれしいです!
      ツナグじゃないですが「嬉しすぎて、この言葉だけでこれから先何年か生きていけそうな気がした。」という感じです。

      自分は口下手なほうなので、ブログであれこれ妄想しながら自由に文字を書き殴っていくのが楽しくて毎日の現実逃避に余念がありませんw

      しがないブログですが、また遊びに来てください。ありがとうございます。

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