[51] バイトら棺桶まで永遠のランウェイ

アルバイト

この日のバイトは自分一人だけだったんで、マイペースでぼちぼちと作業をしていた。売り場で商品を出していると
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* 「自分さん、おつかれさまです」
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自 「お、おつかれさまです」
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声をかけられて振り返るとそこにはリーダーが立っていた。リーダーは夜のシフトにはほとんど顔を出さないので驚いた。
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リ 「年末のスケジュールを立てていて、今までいたんです。明日は4時起きですよ、ははは」
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自 「そ、そうなんですか・・・」
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どうやら年末商戦に向けて、厳しい数字目標達成のための計画を作っていたらしい。やはり上からの圧力もあるようだ。一方でこちらはお気楽アルバイト、作っているのは昼寝とふて寝の計画だけだ(笑)
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見るからに疲れた表情で、アルバイトの自分が「大変ですね」と返すのもなんか違うかなと思って結局気の利いたことは言えなかった。
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そのままリーダーは帰って、時計を見ると22:30分だった。
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22:30分・・・
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「こ、これは・・・」
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「ゴ、ゴクリ・・・」
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どうしても気になって後でシフトを見るとその日リーダーは 7:00 ~ 17:00 の勤務だった。一体何時間働いているんだろう・・・
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しかも翌日4:00起きが本当ならおそらく血中のアルコール濃度は酒気帯び運転と同じレベルにまで上がる事になる。
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もちろんそれ相応の給料、昇給やボーナスだってたくさん貰えるだろうし、部下もいて権限もまかせられてやりがいもあると思う。
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たくさん働いてたくさん稼ぐか、少しだけ働いて少しだけ稼ぐか。
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「少しだけ働いて少しだけ稼ぐ」のは誰でもできる。ブラック企業やワーキングプアなど「たくさん働ていもたくさん稼げない」のと「どう働いてもたくさん稼げない」のが一番きついと思う。
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つまり「たくさん働いてたくさん稼げる」人は、自分の心と体と相談しながらたくさん稼ぎきるのも選択肢の一つだろう。
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人生の中で有意義な事は仕事やお金を稼ぐことだけじゃない。
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バランスが大事だ。

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