トゥルーマン・ショー

映画

「トゥルーマン・ショー」を見終わった(1998年/アメリカ)
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小さな島で保険会社のセールスマンをするトゥルーマンは、しっかり者の妻と共に平穏な生活を送っていた。しかしある日、町で死んだはずの父親を見かけた彼は、自分の人生がテレビ番組のために作られたフェイクで、世界中で放送されていたことに気付き(U-NEXTより)
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全人生を隠しカメラで生中継されている男が、街を出ようとすると... | トゥルーマン・ショー | Netflix Japan

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読んでいた本に引用されていた映画。全く知識ゼロで見た。
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封切りされたのは1998年なのでITバブル崩壊直前くらいだろうか。
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今から四半世紀ほど前の情報化社会を皮肉っているんだけれど、現在にも充分通じるところがあると感じた。
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ジム・キャリー演じる主人公のトゥルーマンは、望まずにこういう人生を送るはめになったんだよね。本人が幸せかどうかにかかわらず、実態はゲシュタポと変わらない。
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一方で25年後の今は、自らの意志で「自分を見て!もっと!もっと!」と世界中にプライバシーを切り売りできるようになった。
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つまるところ、衆人監視、パノプティコンへの憧れだ。
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自由を求めて行き着いたその先に、真逆の世界が待っているなら幸せとは言えないだろう。
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「世界はなぜ地獄になるのか」を読み終わった。 . . 橘玲氏の新作。タイトルが面白そうだったので購入。 . . ■ . . キャンセルカルチャーの特徴は、キャンセルされるような地位についた者が攻撃の対象になる一方で、同じことをしていてもキャンセルできる地位になければ無視されることだ。 . . 英語圏では「ブラック」をネガテ...

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最期に一番印象に残ったセリフを
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「一人の人間の人生を晒しものにする権利が?」(シルヴィア)

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キャンセルカルチャーよろしく、ただのブラックジョークと片付けられない考えさせられる映画だと思うよ。
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大変面白かったです。

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