「走れロム」を見終わった(U-NEXTで399円)
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サイゴンの裏通りの集合住宅。多額の借金を背負う住民たちは「闇くじ(デー)」に熱中している。14歳の孤児ロムは当選番号の予想屋として生計を立てていた。そんななか、地上げ屋から立ち退きを迫られた住民たちはロムを信じて一攫千金の賭けに出る(U-NEXTより)
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感想は・・・面白かった!
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終始バタバタしている(笑)
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活気あるサイゴン?ホーチミン?の町中でこれだけのロケをするのは大変だったろうなー。
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日本で例えるならミニロトやナンバーズのような感じだろうか。
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調べて見ると、この闇くじ(デー số đề)とは、政府公認のくじの当選番号の末尾2桁を予想するものらしい。
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ちなみに、ベトナムのギャンブルの起源は「huahui 花会」と呼ばれるもので中国の清王朝から伝えられたそうだ。
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この紙切れがハイリスクハイリターンで、生活が立ち行かなくなる人が増え社会問題になっていると。
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まず違法合法に関わらず「抽選が毎日」というのが大きな問題だと思う。
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日本もそうだけど「毎日が年末ジャンボ、エブリデイ射幸心」となれば、人のドーパミン回路をおかしくさせるのは簡単だろう。つまるところ、人の健全な精神と引き換えに税収を得ているのだ。
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このデーは違法なので、おそらく胴元は闇社会や反社会勢力が取り仕切っているんだろう。そして残るのは殺伐な人間関係とコミュニティだ。
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最後にこの本「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」から
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「駅はどこですか?」とある人が尋ねる。「あっちだよ」地元の人は言い、駅とは反対方向の郵便局を指差す。「ついでにっこの手紙、途中で投函しておいてもらえないかな?」「お安いごようです」道を尋ねた人は手紙を受けとると、勝手に開封して何か貴重品が入っていないか探っている。そんなふうでは、何もうまくいかない。
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映像も綺麗で素晴らしかったです。
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