「ボイリング・ポイント/沸騰」を見終わった(2021年/イギリス)
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1年で最も賑わうクリスマス前の金曜日、ロンドンの人気レストラン。妻子と別居中のオーナーシェフ・アンディは、衛生管理検査で評価を下げられてしまう。予約過多でスタッフは一触即発状態、その上ライバルシェフが有名なグルメ評論家と共に来店し(U-NEXTより)
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感想は・・・見るしかない!
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めちゃくちゃ面白かった。見ながらずっと胸の辺りがザワザワしていた。
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もうね、「あるある」を通りこして心が擦り減ってくる(笑)
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誇張ではなくサービス業、特に飲食業で働いている人は全員見てほしい。何かしら共感できるところが必ずあると思うよ。
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撮影は90分間全編ワンショットでされているそうだ、すごい!
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つまるところ、このボリュームでほぼ編集無しなんだろう。ユーチューバーもびっくりだ(笑)
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以前見た「1917 命をかけた伝令」も、ほぼワンショットで撮影されている。確かに余白もできるんだけれど、リアル感を増したいときはいい手法なのかもしれないね。
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ユーチューブで例えるなら「いい意味でのグダグダ感」だ。
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しかも演技には俳優陣のアドリブも入っているそうで、会話のやり取りが自然でリアル。撮影後はキャストもスタッフもぶっ倒れてるんじゃないかな。特にアンディとカーリーが凄かった。
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最初の方でレストランが衛生管理検査を受ける件がある。このときファイルの背表紙にHACCP(ハサップ)と書いてあるのに気付いた。
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これ、バイト先でもやってる!(笑)
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HACCPというのは衛生管理の手法だ。日本だけじゃなく世界標準なんだな、初めて知った。
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現実のサービス業の過酷さ、現代社会の多忙さなどを伝えたかったのかな。そして少量の皮肉とファンタジーでピリっと味付けされていると思います。
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見るしかない!
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