小説 うちの父が運転をやめません 「うちの父が運転をやめません」を読み終えた。 . . 垣谷美雨さんの新作で、好きな作家さんの一人だ。 . . ■ . . うちのように、親が常に疲労を滲ませているのを見て育つと、子供は大人になることを楽しいことだとは思わないだろう。 . . 考えてみれば、最後の自由時間は大学生のときだった。あれから三十年もの間、仕事が忙しすぎて、残業が多すぎて、二十代の頃か... 2020.03.24 小説読書
小説 春の陽気を感じながら家にいる男 久しぶりに本屋に行ってきた。 . . 入り口を入ってすぐの一等地に、コロナウイルス関連の書籍コーナーができていた。誰も立ち読みしている人はいなかったが、きっと売れるんだろうな。 . なんやかんやで1時間30分ほど店内をぶらついていた。本屋はやっぱり楽しい。自分にとってはあっという間に時間が経つ場所なので仕事の合間のような「数分の暇つぶし」に行くようなところではないな。 . ... 2020.03.22 小説日常読書
小説 罪と罰(下) 「罪と罰(下)」を読み終えた。 . . 巨匠ドストエフスキーの「罪と罰」の最終巻だ。ここ最近は寝ても覚めてもこれしか読んでいなかった。物語が長くて面白いほど終わりに近づくと寂しくなる。ドスロスになりそうだ(笑) . . . ■ . . まぁ、なんならぼくをなぐってくださってもいいですがね、ぼくはあの結婚が破断になったのが、うれしくてうれしくてなら... 2020.03.10 小説読書
小説 罪と罰(中) 「罪と罰(中)」を読み終えた。 . . この前読んだドストエフスキーの「罪と罰(上)」の続きだ。 . . 小説はできるだけ記憶の鮮度が高いうちに短時間でまとめて読んでしまいたい。そうでないと登場人物やストーリーが分からなくなって100%楽しめなくなる。ましてやこんな大作になるとなおさらだ。 . . ■ . . つまり、おれの嫉妬深い、粗暴な心のよごれ... 2020.02.26 小説読書
小説 罪と罰(上) 「罪と罰(上)」を読み終えた。 . . 言わずと知れた巨匠ドストエフスキーの大作だ。20代の頃からずっと「死ぬまでには一度読んでみたい」と思いながら先延ばしにしてきてようやく読むことができた。 . . ■ . . ついいましがたは、どんな形でもいいから人とつきあってみたい、という気持ちもちらと動いたのだったが、いざ、実際に話しかけられてみると、もう最初のひとことから、... 2020.02.11 小説読書