「勝間式超コントロール思考」を読み終えた。
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超コントロール思考とは、お金と時間を効率的に使いながら自分のイメージ通りに人生を動かすスキルだそうで仕事、お金、健康、人間関係、家事、娯楽に関して書かれている。
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ちなみに著者はADHDとHSP傾向があるらしい。
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適度な余裕が気持ちにも時間にもお金にもないとさまざまなことについてコントロールがうまくいかなくなる上、頭も悪くなる。
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コントロールをするためには、選択肢を増やす必要があり、選択肢を増やすためにはさまざまな気付きが必要であり、この気付きの土台になるのは知識である。
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仕事やその他の人生の実行段階においては「何をするか」より「いつするか」のほうがよほど影響が大きい。
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「地位財」というのは他の人との比較で満足を得る財のこと。「非地位財」というのは自分の利便性など他人との比較とは関係のない満足が得られる財のこと。
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怒るべきことは怒っていい。怒るべきことでないことには怒ってはいけない。ただし怒っても怒らなくてもどちらでもいいことについては怒らないようにしよう。
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「怒ると自分が損をする」ということを損得勘定で理解すること。
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我慢を重ねて気の合わない人、一緒にいて不快な人と付き合い時代ではない。親切の連鎖ができているコミュニティーをいかに見つけてそこに属するかが重要である。
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*以上引用、自分用のメモです
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感想は、この本にサブタイトルを付けるとしたら「他人と過去は変えられない」だと思う。まさにその通りで、その考え方を現代の最新のサービスやテクノロジーでうまく構築していく方法が書かれている本だと感じた。
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野生の動物のほうがオリの中の動物よりも長生きできて幸せなように、自分の人生は自分でコントロールできたほうがいいよね。
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選択肢が無い人生というのは本当に息苦しいと思う。
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逆に人生のどの時点においても、ある程度選択肢が残されていればストレスが少なく人生の満足度は上がるということだ。
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あと利他主義 (altruism) の重要性も書かれていて、著者が言うには give and take ではなく give の5乗らしい。以前読んだ本に give and give, then given と書いてあったのを思い出したけどそれ以上だ(笑)
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それでも Give は自分にある程度余裕がないとできないと思う。
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自分のような俗人かつ凡人は、余裕がないとどうしても短期的な自分のこと、目先のことだけで精一杯になってしまう。
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ただ選択に関しては「多ければ多いほど良い、自分に決定権があることが常に一番良い」とは限らなくて、その辺は「選択の科学」という本に詳しく書いてあるので興味のある方はどうぞ。
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