注:この記事の登場人物のセリフに一切の改変、誇張はありません。完全な100%ノンフィクションです。
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この日はいつもとは違うフロアの一角で作業をしていた。
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ハイリさんからのありがたい「ご指導とご鞭撻」を受けてアウェイに行ったのだが、いかんせん知ってる人もいないし慣れないところなので早くホームに帰りたくてしょうがない。
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一通り仕事を終えてダンボールを片付けて掃除をしていると後ろから
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* 「にゃにゃにゃにゃ~ん」
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自 「・・・・・」
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* 「にゃにゃにゃにゃ~ん!」
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自 「(振り返って)!・・・・・」
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最初は子供がふざけて叫んでいるのか、はたまたイカれたやつが奇声を上げているのかと思って無視していたが、こちらに向かって呼んでる感じがして振り返ると、なんと満面の笑みをした社員の人が立っていた。
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自 「(顔を見て)!・・・」
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しかもその人は前にバックヤードで一度話しかけられた人だったのだ(下の記事を読むと、より一層面白味が増します)
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にゃ、にゃにゃにゃ~ん・・・?
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「こ、これは・・・」
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「ゴ、ゴクリ・・・」
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必死に海馬の記憶をたぐりよせるも、前回の「礼儀正しく挨拶された記憶のフラッシュバック」と目の前の「にゃにゃにゃにゃ~ん」で頭が混乱する。
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・・・
・・・
・・・
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どぎまぎが止まらない(笑)
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バックヤードでは薄暗くてよく顔が分からなかったが、フロアで見ると以前世間をにぎわせたSTAP細胞の小保方晴子さんに似ているので小保方さんと呼ぶことにする。
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小 「そうじしてるの? 大変だねー、たくさんあるねー」
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自 「は、はい・・・」
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ダンボール箱を積んだ台車が少し通路をふさいでいたので、慌てて邪魔にならないように移動させた。
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普段見かけない小汚いアルバイトへの「ウチのシマを勝手に荒らすんじゃねー」と言わんばかりの無言のプレッシャーを、その笑顔の裏に感じとったのだ。
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小 「ふふふふ」
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自 「・・・」
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小 「ふふふふ」
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自 「は、はは・・・」
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小 「にゃにゃにゃにゃ~ん」(そのまま去っていく)
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自 「・・・」
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前回とは打って変わって「完璧なタメ口」と「強烈な捨て台詞(にゃにゃにゃにゃ~ん)」だけを残してその場を去って行った。
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あまりにもみすぼらしいので捨て猫と勘違いされたのか、はたまた加齢臭がきつくて野良猫に間違われたのかは分からない。
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バカにされているのは間違いなさそうだ(笑)
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前にチワワさんが売り場に出て人が変わってしまったように、もしかしたらここの社員はそんな人が多いのかもしれない。
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ただ、ここまでくると「色々な人がいるもんだ」でスルーできないレベルだと思った。
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会話の途中で首からかけている社員証の名前をちらっと見ていたので、気になって後で入り口に貼ってあるグループの組織図を見ると、なんとその人はそのフロアのリーダーだった。
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