ジョーカー

日常

「ジョーカー」を見た(U-NEXTで550円)
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感想は・・・狂気のようで狂気ではないかなと。
偶然にも今読んでいる「罪と罰」と重なる部分が多い。
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罪と罰(上)
「罪と罰(上)」を読み終えた。 . . 言わずと知れた巨匠ドストエフスキーの大作だ。20代の頃からずっと「死ぬまでには一度読んでみたい」と思いながら先延ばしにしてきてようやく読むことができた。 . . ■ . . ついいましがたは、どんな形でもいいから人とつきあってみたい、という気持ちもちらと動いたのだったが、いざ、実際に話しかけられてみると、もう最初のひとことから、...

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主人公のアーサーは精神と脳に疾患があって、笑いたくもないのに突然笑ってしまう症状がある。そして「こういう病気です」というカードを携帯しているんだよね。そのためか人生がどうしても好転していかない。
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世の中には自分の生まれ落ちた国、親、生い立ち、環境など自分の努力では到底どうにもできないことがたくさんあって、生まれた場所がグリーン上の人もいればバンカーの人もいる。
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厳しいが、現実は理不尽で不条理で不平等だ。
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格差社会や人種差別、ポリティカルコレクトネスなどに対する風刺や皮肉というよりも、一人の社会的弱者の本音と本心を爆発させた映画だと思った。以前に相模原の障害者施設で大量殺傷事件があったよね。ある意味、それの逆バージョンでもあるかもしれない。
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ストーリーの中で Kill the rich のスローガンとともにムーブメントが起こる場面がある。そこでいわゆる99%の the poorthe disabled に警察官が殴り殺される場面が印象的だった。
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あと同じアパートに住んでいる黒人の女性と仲良くなった描写が、実は自分の幻想で妄想だったのがとても切なかった・・・もう救いようがない。
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いつも Don't forget to smile でいることは不可能だ、それこそ気持ち悪い。人間ときには Don't smile のときがあるものだ。
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最後に水を差すようでアレだが、たぶんアメリカ社会だと身柄を拘束されて精神病棟に隔離される前に現場で射殺されていると思う。
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見ているときはストーリーに釘付けで忘れているが、この主人公の俳優さんの演技力はすごい!見てない方はぜひどうぞ。見応えがありました。

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