あのこは貴族 | 独身、一人暮らしの日記

「あのこは貴族」を見終わった（2020年/日本）
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東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し「結婚＝幸せ」と信じて疑わない華子。一方、東京で働く富山生まれの美紀は都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。華子と幸一郎との結婚が決まり、幸一郎と大学の同期生であった美紀は華子と出会い（U-NEXTより）
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想像を遥かに超えて面白かった。
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結婚までのストーリーかなーと漠然と思っていたけれど、その後の話も意外と長かった。尺的には半々くらいだろうか。
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世の中にはどうにもならない事があるよね。
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生まれた場所、育った環境、注がれた愛情などはコントロールできない変数だ。
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それを不条理で不平等だと考えれば「格差」となるだろうし、個性で多様性だと考えれば「強み」になるんだろう。
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一般人と小金持ち、田舎と都会、そして学歴のギャップが描かれていて、特に、小金持ちと本当の支配層との格差が印象深かった。
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どれだけ上の階層に昇った気でいても、C:/（ルート）まで辿り着けるのは一握りも一握りだ。
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そして例えルートまで辿り着いても、その環境は本人の「自立」を許さない。それもまた運命なんだろう。自分には逸子や里英のほうがはるかに幸せに見えたかな。
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ラストはどうなんだろう・・主人公の華子はあんな離婚の仕方をして、あんな笑顔を振りまけるものだろうか？ちょっと考えてしまった。
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キャストはほとんど分からなかった（笑）
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知っていたのは高良健吾さんくらいだ。門脇麦さんは主人公の榛原華子役にピッタリだったと思う！適役で素晴らしかった。
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もし「傲慢と善良」が映画化されるならぜひ彼女に主人公を張ってもらいたい！（笑）
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いい映画でした。興味のある方はどうぞー