「オオカミの家」を見終わった(2018年/チリ)
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チリ南部のドイツ人集落で暮らす美しい娘・マリアは、ある日ブタを逃がしてしまう。厳しい罰に耐えられず脱走した彼女は、逃げ込んだ家で2匹の子ブタに出会い、「ペドロ」「アナ」と名付けて世話をすることに。だが、彼女を捜すオオカミの声が聞こえ始め(U-NEXTより)
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オオカミの家
むかしむかし、あるところにマリアという美しい娘と、二匹の子ブタがいましたーー。アリ・アスターが絶賛した、世にも恐ろしいチリ発のストップモーション・アニメーション。『オオカミの家』
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よく分からなかったけれど、なんかすごかった!
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なんじゃそりゃ(笑)
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映画自体は60分くらいだろうか、後半の20分ほどは解説になっていて、識者たちがこの映画の背景を説明してくれる。
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まず一目見て、Eテレの「ひつじのショーン」が思い浮かんだ。
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コマ撮り(ストップモーション・アニメーション)という手法で、静止している物体を1コマごとに少しずつ動かして撮影する技法らしい。
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ただ「ひつじのショーン」と違うのは、キャラクターの一部だけでなく全体がダイナミクスにぐるんぐるんと動く。そして実写とアニメが融合して摩訶不思議な世界に誘ってくれる。
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視聴後に興味が湧いて自分も少し調べてみた。
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コロニア・ディグニダ - Wikipedia
政権に犯された少年たち。小児性犯罪者のユートピア、カルト集団「コロニア・ディグニダ」の実態|エスクァイア日本版
「お風呂に入れてあげよう」。被害者には7歳の男の子も…。数十年もの間、なぜ少年たちへのレイプが毎夜放置されたのか。ストップモーションアニメホラー『#オオカミの家』、劇映画『コロニアの子供たち』、ドキュメンタリー『コロニア・ディグニダ』など映像作品が改めて訴える、政治とサイコパスと宗教の癒着。
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1973年にアウグスト・ピノチェトがクーデターを起こして独裁政権の座につく。その暗黒の時代とコロニア・ディグニダ(カルト・コミューン)にインスパイアされているそうだ。
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国家と暗い歴史は切っても切れないものだけれど、今それをアニメの力でオマージュできるのはチリの強さを物語っているんじゃないだろうか。
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しかもチリ政府がこの映画に助成金を出してるくらいだから。
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ラストは意外とバッドエンドじゃなかったりする(笑)怖いもの見たさでもいいので見てほしいな。
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斬新でグロテスクで奇々怪々な映像にきっと驚くと思います。
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コメント
予告編観ました、かなりな衝撃…バッドエンドじゃないってことでアマプラ400円で観てみようかなあと。
バッドエンドかどうか?ながらも、
わたしは「パンズラビリンス」「ぼくのエリ」の映像も世界観も好きです。
自分さんも観てますか??
あとこんなのもありますねえ
https://my-best.com/18621
そうなんです、見たことのない映像でびっくりでした。
あまり意味を考えずに、動き回る色や形だけでも楽しめると思います。
もしよかったら見て下さいねー
ダークファンタジー、ファンタジックホラーというジャンルなんですね!
「パンズラビリンス」「ぼくのエリ 200歳の少女」のどちらも見たことがありませんでした。
後者はU-NEXTにあったのでマイリストに入れましたよ、ふふふ。
ちなみにですね、最近見たのは「ほかげ」です。
映画はほんと楽しいですよねー
観ました!すっごく独創的な作りとなかなかな内容でしたね…
↓これに解説が。「メリーバッドエンド」って言葉も初めて知りました。
https://note.com/sakuratsxxx/n/nf1eb61bc96c0
いや〜、映画ってほんと素晴らしいですねえ〜
ハルメイさん観ましたか!
そうそう、常識に捕らわれてないですよね。
あえて見ている側に意味を考えさせないような、なかなかな内容でしたでしょw
メリーバッドエンドと言うんですねー
ダークハッピーエンドなんかもありそうですねw