小説 三千円の使い方 「三千円の使い方」を読み終えた。 . . 著者は原田ひ香さんという方で、この人の本は初めてだった。 . . ■ . . あの世に持って行けないから使いましょう、というのと、お金がどれだけあっても不安だから節約しなくちゃ、という相反した言葉が同じ口から出てくるのが老人というものだ。 . . 「あの日、ちっちゃいもみじみたいな手をしてた子がさ、こんなブランコに一人で... 2021.10.26 小説読書
読書 田舎暮らし毒本 「田舎暮らし毒本」を読み終えた。 . . タイトルを見て面白そうだったので購入、ジャケ買いだ(笑) . . ■ . . 田舎暮らしの定位置を決めるということは、他人との距離感覚を決定するということでもある。 . . 人間、不思議なもので初めての出会いのときは、その人のいいところばかりが見える。ところが長く付き合うにつれ、それまで見えなかった欠点や悪い点が見え... 2021.10.19 読書
読書 ホンモノの偽物 「ホンモノの偽物」を読み終えた。 . . ずっとショッピングカートに入れたままで読めていなかった本。面白そうな匂いがぷんぷんしたので購入。 . . ■ . . 過去10年のあいだにアーティストの作品の真正性に焦点を当てた学会がいくつもキャンセルになっている。リスクの大きいアートの世界では、訴訟の恐怖が認証に口輪をはめている。 . . 贋作の動機はつねに複雑だ... 2021.10.12 読書
読書 漂流者は何を食べていたか 「漂流者は何を食べていたか」を読み終えた。 . . 小説新潮に連載されていた話を一冊にまとめた本らしい。 . . ■ . . もうひとつのポケットにはライフラフトの使用説明書が入っていたが、これは「士気を高めること、指導者の統率力が必要なこと、救助を待つべきこと」などがくどくど書かれているだけで大洋の真ん中で生き延びるにはどうしたらいいか、などという具体的な対処法につ... 2021.10.05 読書
日常シリーズ 日常でふとショックを受けるとき さいとうたかをさんが亡くなった。 . . 言わずと知れた「ゴルゴ13」の作者だ。さっきネットの見出しでようやく知って、思わず声が出たわ。 . 好きな人や、人生で大きく影響を受けた人の訃報はとても悲しい。 . . ただ、これからもさいとうプロのスタッフの人達が意志を継いで作品は続くそうだ。ちびまる子ちゃんやサザエさんのような感じだろうか、ファンとしてはとて... 2021.10.04 日常シリーズ漫画