「田舎暮らし毒本」を読み終えた。
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タイトルを見て面白そうだったので購入、ジャケ買いだ（笑）
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田舎暮らしの定位置を決めるということは、他人との距離感覚を決定するということでもある。
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人間、不思議なもので初めての出会いのときは、その人のいいところばかりが見える。ところが長く付き合うにつれ、それまで見えなかった欠点や悪い点が見えはじめる。
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少なくとも、自分の周辺でスローライフを謳歌している家はほとんどない。みなさん、本当にそれぞれのライフスタイルの中で忙しそうだ。
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旧弊な土地でよそ物が目立つようなことをすると、出る杭は打たれるということになる。単純に悪役認定されてしまうのである。
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あなたがこれから住もうとしている土地は狩猟可能な土地ですか？残念ながら多くの場合がそうだ。何しろ我が国では法律で決められた禁猟エリア以外、基本的にどこでも狩猟が可能なのだから。
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水企業がどんどん来るようになってから、あちこちで干上がり水源が枯れた場所も少なくない。当初は「あんたんところが井戸を掘るからだ」と個人同士が原因を押し付けあっていたそうだが、全ては水企業が来てからのことだった。
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都会の流儀を田舎に持ち込んでくるタイプが多い。かつての都市部における自分たちの生活様式を確固たる常識だと思っている。それに見合わないからと拒絶したり反発したりする。
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以上引用です
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感想は・・・ユートピアは存在しない。
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自分も田舎育ちだ。田舎といってもかなり程度の差があるので一括りにはできないと思うけどおおよそは理解できる。
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閉鎖的、排他的、ときどき途方もなく的外れで、部外者が飛び込んだら異国に来たと感じることすらあると思う。
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大躍進運動と文化大革命へようこそ（笑）
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ちなみに山梨県では、たとえ三代住んでも「きたりもん」（外からやってきた人）と言われるそうだ。
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著者は都会から山梨県へ移住して20年近く生活している。自宅はゆうちょから融資を受けてログハウスを新築したそうだ。
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たくさん理不尽な事を経験されているようだけど、二人のお子さんを育て上げて自然と家族を愛しているのがすごく伝わってきた。
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立派だと思うし、一応は移住成功者なんじゃないだろうか。
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田舎でスローライフをエンジョイしている人もいると思うし、帯の「田舎暮らしにスローライフはあり得ない！」は多少煽りもあると思う。
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どこに住んでもいいとこどりは出来ない。結局最後は気の持ち方と人柄なのかなと。
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読み応えがあって面白かったです。
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