トランスジェンダーになりたい少女たち

読書

「トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇」を読み終えた。
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著者は独立系ジャーナリストで、2021年にバーバラ・オルソン賞(ジャーナリズムの優秀性と独立性に送られる)を受賞したそうだ。
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原題は Irreversible Damage - The transgender craze seducing our daughters だ。
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学校やインターネットで過激なジェンダー思想に触れて傾倒した10代の少女たちがもてはやされている。そうした少女たちの後押しをしてるのは、同世代の仲間たちのみならず、セラピスト、教師、インターネット上の著名人たちだ。だが、そんな若さゆえの暴走の代償はピアスの穴やタトゥーではない。肉体のおよそ450グラムもの切除だ。
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ジュリーの動画を見ました。乳房切除手術を受けた直後の動画を。病院のベッドに横たわっていて、うれし涙を流しながら、これがどれくら人生で最高の日かとかそんなことを話していました。あの子の400人の応援団が「やったー」とか「すばらしい」とか「ほんとすごいね」とかコメントしているんです。それも --- 普通の人たちが。
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昔に比べて今の10代の女子は世の中に通じていて、性知識を得るのに友人ひとりだけに頼ったりしない。中学1年の早い時期にパンセクシャル(すべてのセクシャリティの人を性的対象にする性的指向)からからクィアやデミセクシャル(精神的なつながりを感じる相手にだけ性的欲求を抱く性的指向)まで、性的指向を示す言葉をすべて挙げられるようになる。性自認に関する言葉もノンバイナリーやジェンダーフルイド、トゥースピリットからトランスジェンダーまですべて知っている。彼女たちに欠けているのは人との直接の交流だ。
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翼っていうのは嘘だけど
「翼っていうのは嘘だけど」を読み終えた。 . . 著者はフランス人のフランチェスカ・セラさんだ。本屋をぶらついていたときに偶然見つけて購入。 . . ■ . . 「きれいな子だ」と言うか、何も言われないかのどちらかだ。女の子を形容するための他の言葉はない。「機転が利く」「快活だ」「自主性がある」「粘り強い」「しっかりした考えを持っている」などの長所は気づかれることさえ...

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「がりがりにやせた患者と、低体重や摂食障害と関係のある重篤な病気を患っている患者が称賛され「本物」だと崇拝されるサブカルチャーがときどき生まれるのです。医師の指示にしたがおうとしている患者や、体重が足りているだろう患者は、病院に通う必要のない「外部の拒食症患者」と呼ばれています」
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「友人グループの中でヘテロセクシャルの女の子がひとりだけいますが、ほかはレズビアンかバイセクシャルです。娘はその一歩先を行かなければならず、それでトランスジェンダーになったというわけです」
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自分の子供が友人のあいだでどのような位置づけなのか知っている親のうち60%以上が、子供はカミングアウトしたことで急に人気が集まるようになったと述べている。
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アメリカの19州ではセラピストが性別違和という患者の自己診断を批判したり--- さらには性別違和がどんなものであれ、それは患者のもっとも深刻な問題ではないなどと示唆すれば --- そのセラピストは免許を失うことになる。
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患者は「症状プール」に引き寄せられる。すでに認知されている診断につながら、文化的に受け入れられる苦痛の表し方のリストだ。「患者は時代に即した診断に該当する症状を作りあげます。患者は無意識のうちに心の苦しさを認められ正当化されることを求めるので、潜在意識はその目的に達する症状に引きつけられるのです」社会的な感染はこうして広がる。
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思春期に達する頃には、自己収束や自己診断 --- 自分を困惑させる感情への対処 --- があたりまえの習慣になっている。彼らはセラピーという言語ゲームに参加するように育てられている。ゲームの中では誰もがなんらかの心の病気を患っていて、唯一の問題はどのコードが保険につながっているかだ。
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性別違和に苦しむ多くの一般的な人々は、トランスジェンダーがもてはやされることを忌み嫌う。彼らは「衣装」を見せびらかせたいのではなく、本物として受け入れられたいのだ。「私が女の服を着た男に見えていたのはわかっていました。でもそれが見世物になってしまった。レストランで食事をしていると、必ず知らない人に抱きしめられました。ほんとうに異様だった。とても奇妙な体験でした」
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TERF (Trans-Exclusionary Radical Feminist) トランス排除的ラディカルフェミニスト
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世界はなぜ地獄になるのか
「世界はなぜ地獄になるのか」を読み終わった。 . . 橘玲氏の新作。タイトルが面白そうだったので購入。 . . ■ . . キャンセルカルチャーの特徴は、キャンセルされるような地位についた者が攻撃の対象になる一方で、同じことをしていてもキャンセルできる地位になければ無視されることだ。 . . 英語圏では「ブラック」をネガテ...

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すでに、アメリカじゅうの高校で最高水準である女子選手が女性を自認する生物学上は男子の選手に圧倒されている。陸上競技選手も、水泳選手も、ウエイトリフティングの選手もトランスジェンダーを自認する生物学上の男子に追いやられた。その多くは男子チームでは月並みの選手だったのに。不公平さに異議を唱えても簡単に片付けられるか、偏見だと非難されるかのどちらかだ。長い間、スポーツは女性や少女に他の人々より優れ、奨学金やプロになるチャンスを得る機会や自分が出来ることに対して正当な誇りを抱く機会を与えてきた。それが突然、勝負が決まってしまった。
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トランスジェンダーを包括する言葉における女性らしさの低下は一般的になっている。女性は「月経のある人々」「養育者」「出血がある人」などと表現される。こうした言葉を使う人々はこのほうが繊細な言葉で生物学的な女性を表現できてトランス女性が疎外感を味わわないと話す。
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生まれたときにアリソンと名付けられたが、エイデンのほうが周囲が真剣に向きあってくれると思ったのなら、昨今の大学はすぐに手助けをしてくれる。カリフォルニア大学ロサンゼルス校などの大学はキャンパス内だけ(両親には絶対に知らせない)、あるいは法律上も(さらに真剣度が増す)名前を変更するための簡単な説明と申込用紙を提供している。
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リュープリンはかつて性犯罪者の化学的去勢に使用されていたお決まりの思春期ブロッカーで、思春期発発症を止める薬としてFDAに承認されている。もし4歳の娘の胸が自然にふくらんできたら、リュープリンは下垂体の一部の働きを抑え、娘の頭と友人たちの成長が追いつくまで第二次性徴の進行を遅くする。
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たとえ同級生がこの上なく思いやりがあり支えになってくれても、思春期ブロッカーを投与された少女は自分が普通ではないことに鋭く気付くだろう。自分と同じ年齢の少女たちには胸や腋毛があり、月経の処置に苦労し、性の目覚めを匂わせることを口にしている --- 自分がほとんど知らないことばかりを。少女はそれまで以上に --- それまで以下ではなく --- 女性というものに疎外感を覚えるに違いない。内分泌的に、同級生のチームをはずれたあとは。
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子宮内膜の成長は早く、下垂体により管理されているがテストステロンが投与されていない女性の場合、その子宮内膜は胎盤のために成長を止めるか、月経時に排出されるように指示されるかいずれにかになる。テストステロンはこの指示を遮断し、女性の月経を止める働きがあるのだ。そのため彼女が時間どおりにテストステロンを服用するのを忘れると、卵巣はとつぜん子宮内膜を増殖させるよう刺激する。これで細胞が変質し、子宮内膜がんになる危険性が高くなる。
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このように子宮がんの危険性が疑われるため、女性は5年間テストステロン投与を続けると、しばしば医師の勧めもあって、その多くが予防措置として子宮と卵巣の摘出手術を考える。リュープリンを経由してもすぐにテストステロンを投与しても、この話の結末は不妊になる。
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「人間の機能を台無しにしても倫理的に受け入れられると思われる美容整形手術はありません。絶対に。「なあ、聞いてくれ。この患者の鼻をよくするつもりだが嗅覚が無くなるんだ」とか「この少年の見た目をよくするんだが、耳が聞こえなくなるんだ」などと公表できる美容整形手術はありません。でも思春期の少女は男の外見になるために、母乳をあげられる機能をあきらめて、それが倫理的に正しいとされています」
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ベンジーとエリンがよく参加していたトランスジェンダーの交流の場では、テストステロンは王国の通貨で、トップ手術は紋章だった。
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ヘレナは自分が歩んでいる道を疑いはじめた。だが、それはネットで発信するとほかのトランスジェンダーを自認する若者たちがあわててやってきて、そのまま歩き続けるべきだと請けあう。彼らはヘレナを勇敢だと言う。ヘレナは続けなければならない。性別移行が完全に済んだら幸せになれる、そう言うのだ。
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「トランスジェンダーのコミュニティにはあまりにも多くの抑うつ、自傷、薬物依存が存在しています。どれもひどく惨めなことばかり。この惨めな集いで、明らかに顔をしっかりあげて「私はスーパートランスだけど、とても幸せ」みたいな感じで行動している人がいる。でも、そういう人たちだって話かけてみれば、人生が悲劇的な結末を迎えているのが分かる」
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話をしたディトランジショナーのほとんどが後悔に苦しんでいる。テストステロンは数か月摂取しただけでも、男性のように驚くほと声が低くなって戻らない。もっと長く摂取した場合は通常とは異なる秘部を --- 肥大して小さなペニスに見えるクリトリスを --- 恥ずかしく思うだろう。また、胸に走る傷跡や、男のような乳首(横向きの楕円形で小さい)や乳首には見えない皮弁とも、ともに生きていかなければならない。卵巣が残っている場合は、テストステロンの影響が無くなって月経が戻ってくれば、乳首がどんな状況であれ、分泌液がたまって正しく排出されない場合も少なくない。
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性別移行をする人々は一度決めた性自認が戻ることはないと思っている。これはジェンダー思想信奉者が好きな定説で、性自認に対する認識の道筋を完璧だと思っているのだ。子供は自分が何者かを知っている、誰も自分の性自認を間違えることはないから気持ちが変わる理由はないと。
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根底にある妬みは、わたしたち女性が本当は有能ではないと思っている印で、自分たちは「社会構造」の犠牲者で、何世代のもわたってガラスの天井と壁に囲い込まれて、はじかれて、いわば騙されてきたという意識から生じている。事実ではないこともうんざりするほど語られている。最悪なのは、そのような大人の女性たちの言葉に少女たちが耳を澄ましていることだ。
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性別違和をもつ成人のほとんどが、幼いうちから自分が他の同性の子供とは違うと感じていたものの、その違和感の元が何であったかは分からなかったと報告している。多くの者がジェンダーの不一致をごく幼い時期から強烈に感じており、その不一致は青年期から成人期にかけより強くなったと報告している。この点を考えればDSM-5の診断基準は、小児期からの時間的な経過を無視している不完全なものである。
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就学前から思春期にかけての子供のあいだで性別違和を訴える子どもが増え、その男女比が逆転した。幼少期にはなんら兆しがなく思春期になってから起きるというかつては異なるタイプの性別違和の特性についてリットマン博士は他の人たちが見過ごしてきた原因に目を向けた。友人間での感染だ(ROGD 急速発症性性別違和)
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[医原性(イアトロジェニック)] 治療者によって引き起こされること(症状や病気など)
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思春期にストレスを感じるのは今も昔も変わらない。変わったのはストレスに対処する力が無くなったこと。そして常に選択肢が存在することだ。今は手っ取り早く解決しようとする時代特有のミザンセーヌ(演出)がある。その根底にあるのはどんな不快感であれ、それに耐える必要はないという考え方だ。
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思春期の患者は、病院を受診した場合「うつ病」「不安障害」などと診断され何らかの投薬を受けることが多いが、クスリの効果は限定的である。パーソナリティ障害と診断されることもある。彼女たちは、心理療法家のカウンセリングを受けるケースもあるが、やはり明確な効果を示すことは少ないようだ。というのは彼女たちの問題は「疾患」というよりは、思春期における精神的な混乱というべきものだからである。
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以上引用です
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2020年に全米でベストセラーになった本。トランスジェンダー活動家と左翼団体から執拗な攻撃を受けてアマゾンでの広告が一時停止になったり、図書館や書店に抗議の電話が殺到したそうだ。
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それだけでも読むに値する焚書だ。
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この本で言及しているトランスジェンダーは男性から女性ではなく、女性から男性のケースだ。
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統計的に性別違和の男女比は男児のほうが多く、その割合も全人口からするとわずか0.01%だった。
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それがアメリカでは2017年にかけて女性に生まれついた人で性別適合手術を受けた人の数が4倍に跳ね上がり、生物学的女性が性別適合手術全体の70%を占めるようになる。
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さらにイギリスでは2018年にジェンダー医療を望む10代の少女の数が過去10年のあいだに4,400%も増加したそうだ。
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もうひとつは、これまで性別違和を最初に感じるのは幼少期であり(幼児が容易に隠せるものではない)それが大人になるまで長期にわたって絶えず、強烈に、一貫して続くのが一般的だった。
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思春期にいきなり「トランスジェンダー」と自認するケースは極めて少なかったと。
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これらの理由はなんだろう?
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2012年までの科学論文には11歳から21歳の女児で性別違和を発現した事例が無かったにもかかわらず、突然女児のトランスジェンダーが増えた理由を、数多の取材と科学的根拠を示しながら著者が解き明かしてくれる(まだ不完全な部分もあるようだけれど)
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目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画
「目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画」を読み終えた。 . . 作者はオーストラリア人の作家・批評家で、母国では刊行自粛が相次いでなかなか出版社が決まらなかったそうだ。 . 中国のオーストラリアを支配化に置くための「20年計画」の全貌が書かれている。これはもう読むしかない!(笑) . . ■ . . ここで問わなければならないのは「オーストラリアの主権...

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まずね、アメリカやイギリスではネオリベとポリコレ、ウォークが三位一体で生み出すイデオロギー熱が日本の比じゃない!
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まるで異世界にダイブしたような気分になる。これほどまでとは思わなかった。
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ジェンダー思想とは元々、学校内のいじめ対策として広められたんだよね。トランスジェンダーの子供がいじめられないように、性的少数派の若者の将来有望な未来が損なわれないようにと。
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学校側が純粋に子供を保護する目的だけでなく、何か問題が起きたときに責任を回避する意図も多少はあったのかな。
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それがあれよあれよと先鋭化して、子供が性別違和を訴えれば親には内緒で学校内での呼び方を男性名に変え、トランスジェンダーと思ったらそれはトランスジェンダーで「トランスジェンダーは肯定するもの」という法律が制定される。
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生徒の教育記録を保護するFERPA(家族の教育上の権利とプライバシーに関する法律)のもと、親への通知は生徒のプライバシーの侵害にあたる。
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こんなことありえる?!
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トランスジェンダー思想に染まるのは、意外にも比較的な裕福な白人家庭に生まれた少女が多い。思うに、きっとホワイトとしての引け目があるんじゃないだろうか。
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つまるところ、何ひとつ欠けてなく恵まれている環境が気にいらない。今の時代「普通」では脚光を浴びれない(個人的な感想です)
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男性として通用するよりトランスジェンダーの一員になることのほうが重要に見えたな。さらに言えばマイノリティー、過激主義は高潔であると。
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セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を征服できるか
「セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を征服できるか」を読み終えた。 . . 著者はイギリスのジャーナリストで、ドキュメンタリー制作者だそうだ。 . 原題は「Adventures at the Frontier of Birth, Food, Sex and Death」でこの人の本は初めて読んだ。 . . ■ . . ハーモニーの人格には2...

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あとね、親の苦悩は計り知れない。
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これまで十数年何も兆候が無かった我が子がいきなりトランスジェンダーになると言われたら何ができるだろう。
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セラピストには思春期ブロッカーを勧められ(思春期を止めると脳の発達も止まる)あげく「娘のまま死んでしまうのと、息子になっても生きているのと、どっちを選びますか?」と言われれば途方に暮れそうだ。
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ディトランジショナー(性別移行をしたけれども再び元の性に戻った人)の意見や、幼少期から性別違和を患い、大人になって真剣に考えてトランスジェンダーになった方の考えも掲載されている。
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生涯不可逆的なダメージを受ける可能性がある前に、本を一冊読むくらいはできるんじゃないかな。性別移行はファッションではない。一度時間を取ってしっかり考えてみる価値はあると思うよ。
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第9章の「身体の改造」は読んでいて頭がクラクラしてきて、ボトム手術の件は読めなかった。ちなみに陰核陰茎形成術を施すトランスジェンダーは全体の12%ほどらしい。
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最後に印象に残ったところを
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真実だからこそ、こう伝えてほしい。あなたは女性に生まれ、幸運で特別な人。女性に生まれたのは贈り物で、その人生には逃したらもったいない喜びがたくさん詰まっているのだと。
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現在のトランスジェンダーの問題は、医療的な問題よりは差別と少数者の権利擁護の問題という側面がクローズアップされている。これは米国でも、日本でも同様である。そのためどうしても、社会的、あるいは政治的な視点から語られることが多く、反応も先鋭化しやすい。しかしながら、この問題は本来医療の問題である。多数の症例を集めた客観的なデータに基づいて性別違和の定義を確立し、標準的な治療指針を得ることが何よりも求められている。
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政治的、社会的な圧力に屈せずこの本が上梓され読めたことをうれしく思うよ。
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勉強になりました。大変面白かったです。

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