「セプテンバー5」を見終わった(2024年/アメリカ・ドイツ)
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1972年9月5日、ミュンヘンオリンピックの選手村で人質テロ事件が発生。テレビ局幹部のアーリッジは、ニュース番組とは無縁のスポーツ番組プロデューサーに事件の生中継を担当させる。人命が危険にさらされ、世界中が注目するなか、人質交渉期限は迫り(U-NEXTより)
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映画『セプテンバー5』デジタル配信中
五輪史上最悪のテロ事件を追体験する、圧倒的緊迫感の90分。映画『セプテンバー5』デジタル配信中
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以前バタフライエフェクトでこの事件が取り上げられていたと思う。映画ではユダヤ人側からではなく報道側の視点で描かれている。
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ホロコーストの呪縛に苦しむドイツ、スクープを出し抜きたい気持ちと裏付けが取りきれないジレンマ。まるでリアルタイムで見ているかのような緊張感があった。
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この事件を端緒に「テロリズム、テロリスト」という言葉が人口に膾炙するようになったそうだ。
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そして史上初めてテロ行為が世界中に生中継され、なんと9億人が固唾を飲んでそれを見つめていたと。
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ちなみに、この事件でイスラエル人の人質11名とドイツ人警官1名、パレスチナ人テロリスト5名が死亡した。
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ハマスとネタニヤフの戦闘に比べれば取るに足らない数だろうか?
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政治と宗教、スポーツは切っても切り離せない。
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当時は東ドイツやソ連、今でもスポーツを国家高揚の手段としている国はいくらでもあるよね。
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あっという間の94分でした。
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