内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法

読書

「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法」を読み終えた。
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著者のスーザン・ケインさんは、名著「Quiet 内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力」の作者で若いときに何度も読んで力をもらった本だ。

パラパラとページをめくっていくと・・・「この本は前作を再編集した縮約版です」とあった、マジかー(笑)こういうのは本屋で立ち読みすれば分かるけどネットでは分かりにくいよね、結局全部読んだけど。
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私たちは外向型の人間を理想とする価値観の中で暮らしている。つまり社交的でつねに先頭に立ちスポットライトを浴びてこそ快適でいられる、そんな自己を持つことが理想だと、多くの人が信じているのだ。
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内向型と外向型とでは、うまく機能するために必要な外部からの刺激レベルが異なるという点だ。
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私たちはしゃべる人のほうが物静かなひとよりも頭がいいと認識する。たとえ学校の成績やSATや知能指数が、その認識が正しくないことを示していても。
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外向型のリーダーは、部下が受動的なタイプであるときに集団のパフォーマンスを向上させ、内向型のリーダーは、部下がイニシアティブを取る能動的なタイプであるときに効果的だ。
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内向型は「当面の課題に意識を集中させ、仕事と関係のない人間関係や性的な問題にエネルギーを浪費させることを避ける」のだ。
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科学的な証拠からすると、集団でのブレインストーミングを採用するのは正気とは思えない。能力とやる気がある人々には創造性と効率が最優先で求められる場合には単独作業をするよう勧めるべきだ。
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双生児を対象にした遺伝研究では、内向型となるか外向型となるかは40%から50%は遺伝である。
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自分の気質を限界まで伸ばすことは不可能ではないが、自分にとって居心地のいい状態にとどまっているほうがいい場合が多い。
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唯一最高の性格というものはない。むしろ、性格の多様性が自然選択によって守られたのだ。
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内向型は、SATの点数や収入やBMIなど「楽しみをあとにとっておく」という点で外向型よりも優れている。
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フローが起こる条件とは報酬や懲罰などをまったく考えないほど社会環境から自由になったときである。そういう自律的な境地に達するには、自分で自分に報酬を与えることを学ばなければならない。
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以上引用です
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感想は・・・自分のような内向的な人間には必ず力になる本だ。自信になるし勇気づけられると思う。
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内向型と外向型とでは、うまく機能するために必要な外部からの刺激のレベルが違う。
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外でパーティを楽しんでレッドブルでウオッカを割って飲んで吐いた女を持ち帰るくらいの刺激がちょうどいい人もいれば、家で本を読んだり、冷蔵庫の後ろを掃除するくらいの刺激がちょうどいい人もいる。
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人間は最適なレベルの刺激を求めていて、人それぞれ快適だと感じる「反応閾値」は違うのだ。
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この閾値が違うと人間関係に齟齬が生じやすくなる。つまり快適に生きて行くひとつのコツとして、仕事や趣味、社交を出来るだけ自分のスイートスポットに合わせるようにすることだ。
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内向型と外向型のどちらが優れているということはなく、自分ではない人間になることが成功や幸せへの近道にはならないようだ。あと内向型とHSPの関連にも書かれている。
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ただ、この本は縮約版なのでやはり前作の Quiet をじっくりと読むことをお勧めする。あと個人的にこの売上至上主義的なタイトルがあまり好きじゃなかった、中身がいいだけにもったいないかなと。
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せめて内向型の人がレジに持って行きやすいタイトルに(笑)
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良書なので世代を問わずにぜひ読んでみて欲しい本です。
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