「ドリームハラスメント」を読み終えた。
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この著者の本は初めて読んだ。著者は多摩大学の事務職員だそうだ。
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せっかく「君の好きにしたまえ」と自由を与えたのに、君はその権利を行使しなかった。それは君自身の自由意志による君自身の落ち度であり怠慢である、というわけです。
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夢を持て。でも分不相応な夢は見るなという相矛盾するメッセージは「遮眼帯を着けながら周りも見て走りたまえ」という到底不可能な無理難題です。
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若者たちは致し方無く、周囲への受けの良し悪あしを気にしながら、大人という権威への答え合わせに人生を費やしています。
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ドリームハラスメントの加害者は、夢の量産計画を描いた教唆犯と、実際に夢を凶器に使ってしまった実行犯、そして犯行を結果的に助長した幇助犯。悪意無き共犯者たちによるタチの悪い嫌がらせのアンサンブル。それがドリームハラスメントです。
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結局のところ、意味という病に取り憑かれ「事前に価値を見出せなければ動かない」ように躾けられた若者たちを量産してしまうだけです。
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賞罰や脅しによって強制され続けた者に、自発的に学習を楽しむ躍動感は生じません。生じるのは、正解志向や忖度力といった「自分で考えないで済む力」です。
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以上引用です
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感想は・・・いつの時代も若者は悩むのだ(笑)
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自分が学生の頃は別に夢も無かったなー、先生に夢を持てなんて言われたことも特に無かったと思う。
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ただ漠然と学校に行って卒業して自宅から通える範囲にある大企業に就職した。それもみんな周りがしているからで、それが当たり前のことだと思っていた。
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今思えば、学校を卒業する時点で自分の進路を自分の頭で考えられるくらいの知識も経験も無かったんだと思う。
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夢が無くても不幸ではないし、生けていける。
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就職してからは目の前の事をこなすのが精一杯で、夢なんぞは考える暇も無かった(笑)今は当時とは違い情報が簡単に取れて便利な反面、ノイズも大きくなるので頭だけで考えだすと分からなくなるんじゃないかな。
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夢とは少し違うが、人生で一番火事場のクソ力が出るのは「他人のために何かをするとき」と「任せられたとき(裁量権があるとき)」だと思う。
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この本には「せずにはいられない」と書いてあるが、誰もが必ず「ゾーン」に入れるものがあって、人生の経験が増えるにつれてその「種類」と「瞬間」も自然に増えていくのかなと。
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まとめられなくなってきた(笑)
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興味のある方はどうぞー(逃げる)
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