「獣の奏者 1闘蛇編」を読み終えた。
.
.
著者は上橋菜穂子さんで、以前「香君」を読んだことがあった。「こちらも面白いよー」と教えていただいたので早速購入。
.
.
■
.
.
もっとつらかったのは、翌朝、針のない蜜蜂が草の上に転がっているのを見たことだった。蜜蜂は人を刺すと死ぬのだと教えられていたけれど、小さな死骸を見た瞬間、それがどういうことなのか初めて心に迫ってきたのだ。
.
.
知識もなく、ほかの子供よりほんの少し理解するのがゆっくりであるために、自分をだめだと思い込んでいる子供にものを教え、その子がそれを理解したときの --- 自分でも大丈夫、そういうことが分かるのだと気付いたときの目の輝きを見るのは、なにものにも代えがたい喜びだと。
.
.
職人階級の男の妻になれば、ひたすらに子を産み育て、男に尽くし、家事をして一生を終わるしかない。そんな一生を送りたいとはどうしても思えなかった。
.
.
この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを知りたいのです。
.
.
人に操られるようになった獣は哀れだわ。野にいれば、生も死も己のものであったろうに。人に囲われたときから、どんどん弱くなっていくのを目のあたりにするのはつらかった。
.
.
以上引用です
.
.
■
.
.
世界的な賞を受賞している超有名作品らしい。小説の世界を飛び越えて漫画やアニメにもなっているそうだ。すごいね、全く知らなかった・・
.
.
全4巻からなる壮大なファンタジー小説だ(外伝を入れると5巻)
.
.
まだ途中なのでなんとも言えないけれど、1冊読んだ感想は
.
面白い!
.
あっという間に読み終わった(笑)
.
まるで広大なオープンワールドのRPGをしているような感覚だ。
.
.
なんといっても印象的だったのは、主人公のエリンと母親のソヨンの別れのシーンだ。泣けたわ。
.
もう一つは、真王(ヨジェ)は女系の神王国なんだよね。
.
「香君」のテイストも少し感じた。いや「獣の奏者」のほう先なので、「香君」に「獣の奏者」を感じるのが正しいんだろう。
.
・・・
・・・
・・・
.
続きをおくれ(笑)
.
*今読んでます
.
.
コメント