「大統領の陰謀」を見終わった(1976年/アメリカ)
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1972年6月17日、民主党本部オフィスに侵入した男5人が逮捕される。ワシントン・ポストの記者・ウッドワードは、カメラなど彼らの所持品や経歴に不審なものを感じて調査を開始。やがて、現職大統領・ニクソンの陣営が事件に関わっていたのを掴むが(U-NEXTより)
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ワシントンポスト社の記者らが暴いたウォーターゲート事件を描いた作品だ。
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恥ずかしながら、事件の名前は聞いたことがあったけれど中身はよく分かっていなかった。
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共和党が大統領選に有利になるように、民主党本部があるウォーターゲートビルに侵入して盗聴していた事件なんだよね。
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純粋に、ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードの仕事ぶりがかっこよかった。
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黒電話のダイヤルを回し、受話器を肩で持ちながらメモをとり、街中を聞き込みに這いずり回る。その一秒たりともモニターに向き合うことなくタスクを遂行する様がとてもよかった。
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おそらく当時「大きくなったら新聞記者になりたい!」と目を輝かせる少年少女は今より多かったんじゃないだろうか。
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この事件のツールは「盗聴」と物理的な「侵入」だった。
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一方で、現在の主戦場はサイバー空間だ。民主党と共和党の双方が専門のデジタル部隊を率いて高度な情報戦を制したいと考えている。
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それはアメリカ国内だけでなく、他国もハッキングやフェイクを拡散して、自国に有利な政権がアメリカ与党になるよう画策しているんだよね。
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サイバー戦が蔓延る選挙では、結果は特に蓋を開けてみないと分からない。
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先日行われた台湾総統選では民進党が過半数を割りながらもなんとか勝利したよね。加えて共和党のトランプは予備選挙で圧勝した。この二つはほぼ予想通りだったかもしれない。
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それでも Brexit にも成り得るし、トランプが大統領にもなるのだから。
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これ系の作品にはどれも言えることだけれど、事前にある程度予習しておかないと初見では理解できないと思う。
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たぶん半分くらいしか飲み込めていない(笑)
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本当にしっかりと理解したいなら文字で読むほうがいいかもしれないね。
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ラストはもっと、ちゃぶ台をひっくり返した映像が見たかった(笑)
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記者たちの掛け合いと仕事ぶりが印象的でした(そっちかい)
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