超加速経済アフリカ

読書

「超加速経済アフリカ」を読み終えた。
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わかりやすい図やグラフ、数字と共にとても丁寧に書かれている。本気でアフリカに進出したい人はもちろん、自分のようなアルバイトでひいこら言っている人間が読んでも面白かった(笑)
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新品のスマホは3Gであれば4,000円くらいからあります。4Gだと約1万円から。ほとんどは中国製スマホでアップルのシェアは5%ほどです。中でも最も人気なのがトランシオンのTecnoです。
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大ヒットしているのがデュアルSIM端末です。電波の良いほうや安いほうに切り替えて使います。自動切換え機能の端末もあります。
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ケニアのSIMベースでの携帯普及率は113%(日本は137%)
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もちろんODAによる日本のゼネコンによって作られた道路は素晴らしく、10年経っても穴ぼこが少ないと言われます。しかし、それだけです。中国の会社は安いし納期を守ってくれる。現地で量をこなすので技術力もどんどん上がってきた。だからインフラに関しては圧倒的に中国のゼネコンなのです。
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KOL (Key Opinion Leader) やKOC (Key Opinion Consumer) と一緒に商品を作り、彼ら、彼女らに宣伝してもらい直接ネットで売ってもらう。ドラマもいらないし広告もいらない。広告代理店もいらない。消費行動が完全に変わってしまったたのです。中国は「10億総ジャパネットたかた」状態といってもいいでしょう。そしてこの流れがアフリカにも来ています。
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以上引用です
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感想は・・・ワクワクする本だ。
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アフリカに関する本は何冊か読んだことがある。
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本の名前は忘れたが、印象的で覚えているのは日本でまだ「Wi-Fiって何?うまいの?」くらいの頃、シエラレオネの首都のフリータウンではすでに都市丸ごとWi-Fiがひかれているという内容だった。
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あれから数年たって、アフリカが更に進化していることがよく分かる。今のアフリカは日本の40~50年ほど前の水準だそうだ。これから未曽有の高度経済成長に入る手前、つまるところラストリゾートだ。
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副題に LEAP FROG とあるが、これは固定電話が普及するよりも携帯電話が広まったり、銀行口座を持つ前にスマホのフルバンキングサービスを享受できたりとこれまでの順序をカエルがぴょーんと飛ぶように一気に超えてくるような進歩のことらしい(Leap Frog Innovation)
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都市部にいるホームレスの人たちも「Help me」という意味の言葉の手書きのプレートにM-PESAの6桁の番号を大きく書いているのも見かけます。空き缶にコインではなくホームレスですらM-PESAなのです。
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ホームレスですら電子マネーなのだ。
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他にも
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Flare 民間の救急車の配車プラットフォーム
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flare

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Lifebank 血液専門デリバリーサービス
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LifeBank

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などたくさんの事例が書かれてあって、思わずウェブサイトを見にいってしまう(笑)
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一足飛びに成長できる一番の理由はレガシー(既存インフラ、既得権益者、岩盤規制)が少ないからだ。
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「既存のシステムを変えるよりも、新しく作ったほうが早い」という考え方は、地域再生の本にも書いてあったのを思い出した。
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ちなみにアフリカで最も成功している日本企業のひとつは化学メーカーのカネカだそうだ。人口毛髪用の原料繊維、商品名カネカロンをつかったウィッグやエクステンションがアフリカの女性に支持されているらしい。
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日本から見たデメリットは・・・遠い!(笑)(気がする)
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「フィンテックの衝撃」あたりと合わせて読むと面白いと思います。興味のある方はどうぞー

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