「最近アルバイトであったこといいたい」の続きです。
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*上の記事を先に読むとより楽しめます
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しょうがない、課長に連絡しよう。
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自分では対処できそうになかったので、制服のポケットから店のスマホを取り出し連絡先をタップする。
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かけたくない。
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かけたくないのでござる(笑)
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しゃしゃり出たり目立つのは好きじゃない。さらに言えば「バイトのくせに面倒なヤツ」とも思われたくない。
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出来ることなら電報で「オシッコ スグニコイ」と打ってやりたい。
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自 「お、おつかれさまです。実はこれこれこうなんですが・・」
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課 「分かりました、私が来るまでそこで待ってて」
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自 「はい・・・」
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正直嫌味のひとつ、いや2つ、3つ、4つくらいは覚悟していたが 意外と機嫌よく 対応してくれた。ちょうど椅子にふんぞり返って、ソリティアでハイスコアでも叩き出したんだろう。
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その場に誰も踏み入れさせないようにしばらく待っていると、見るからに怪しい集団が歩いてきた。
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え!?
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なんということでしょう、参勤交代よろしく、課長が意気揚々と警備、清掃の人を従えているではありませんか。
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つまるところ、「か」(課長)「せ」(清掃員)「け」(警備員)の3人パーティだ(笑)
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こういう事態にすぐに対応できるのは、やはり裁量権とそれに見合った能力を兼ね備えた人だなと。自分も「ア」(アルバイト)として後方をバックアップしたいくらいだ。
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課 「あら、たくさん出てるわね、ふふふ」
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自 「そ、そうですね、はは・・」
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まさか開口一番、量と色についてのご鞭撻を賜るとは思わなかった。おそらく、こういう事態には慣れっこなんだろう。確かにさっきまでチチカカ湖くらいだったものが黒海のように見えてくる。
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その後は、終始涼しい顔をしながら清掃員と警備員に的確な指示を出して手際よく処理していた。
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通常営業のときは誰でも同じだ。ただ問題は、何かトラブルが起きたときだ。迅速で素晴らしい対応だったと思うよ。
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そんな「アルバイトが社員さんに感心した」というお話でした(笑)
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すぐに連絡してよかったな、ふー
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*課長の名誉のために書いておくと、気さくで面倒見がいい人です。あ、あと美人!
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