「株価操縦ゲーム」を見終わった(全2話)
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2021年、ネット掲示板に集う個人投資家たちがウォール街に反旗を翻した。巨大ヘッジファンドが空売りを仕掛けるゲームストップ株を買い支え、株価の下落を阻止してみせたのだ。この騒動の末に、ウォール街に横行する不正疑惑が次々と浮かび上がってくる(U-NEXTより)
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感想は・・・めちゃくちゃ面白かった!
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原題は「Gaming Wall St」で、ヘッジファンドのメルビンがゲームストップ株(GME)に空売りを仕掛けたけれど、SNSを駆使した個人投資家が買い支えて猛烈に踏み上げられたというお話だ。
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メルビンが損失を出した(と思われる)翌日に、ブローカーのロビンフッドが「買い」だけを制限してしまう。
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つまるところ、強烈な下げ圧力が働く。
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取引停止でもなく「買い」だけを制限するのは前代未聞で、当然アウトライトの売りが殺到する。そして、この「メルビン側に有利な規制」が、あまりにも即座に滞りなく行われた事にみんな疑念を抱くと。
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ここで思ったのはロビンフッド以外のブローカーで買えなかったのかな。
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あとは「無制限裸売り」の問題だ。みずほ証券が以前、ジェイコム株で誤発注したレベルではなくて、毎日が決済不履行だからね。
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そりゃ「ETFでも買って、寝てた方がいい」と思うだろう(笑)
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ちなみにロビンフッドがローンチされたのは2013年で、自分も当時は手数料無料に衝撃を受けた一人だった。
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この映画には出てこないけれど、これ以外にもフロントランニングやダークプールなどブラックボックスが多すぎるよね。
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この辺はマイケル・ルイス氏の「世紀の空売り」「フラッシュボーイズ」に詳しく書かれているので、興味のある方はどうぞ。
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結局メルビンはこの取引だけで70億ドルの損失になったそうだ。
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金融の知識が多少無いと楽しめないかもしれない。あ、ちなみに「ガチホ」は英語で diamond hand といいます(笑)
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物語自体はこんなものでは終わらないので、続きはぜひ見てほしい。
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大変面白かったです。
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