「そばかす」を見終わった(2022年/日本)
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蘇畑佳純、30歳。チェリストになる夢を諦めて実家に戻ってはや数年、コールセンターで働きながら単調な毎日を過ごしていた。母は彼女に恋人がいないことを嘆き、勝手にお見合いをセッティングする。だが、佳純は恋愛したいという気持ちが湧かず(U-NEXTより)
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この人・・どこかで見たことある・・・
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ドライブ・マイ・カーの人!三浦透子さんだ!
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某が無事ひらめいた感覚になる瞬間(笑)
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自分はあまり詳しいことは分からないけれど、有名な方なんだろう。表情によっては小池栄子さんにも似ていると思うな。
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あとキャストで知っていたのは坂井真紀さんと前田敦子さんくらいかな。前田さんは元アイドルとは思えないくらいの迫真の演技だった。
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恋愛に、ジェンダーやマイノリティ、格差などがさりげなーく散らばめられていて共感できるところがあるんじゃないかな。
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主人公の佳純は、いわゆる「普通」の感覚と性癖の違いにとまどいながらも前に進んで行く。
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思うのは、佳純は生きづらさもあるだろうけれど、自分の好きなものや嫌いなもの、つまるところ、自分の事をよく分かっていて、どういう人生を歩めば自身が幸せに近づけるのかよく理解しているなと。
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世の中にはそれすら分からない人がたくさんいると思うよ。そういう意味ではそんなに悪くない人生なんじゃないだろうか。
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人の幸せは人それぞれだからね。
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特に印象的だったシーンは2か所あって、まずは佳純がシンデレラの台本を書き換えるも全て上映しきれなかった件だ。
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この本「正欲」から
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多様性とは都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。時に吐き気を催し、時に目を瞑りたくなるほど自分にとっての都合の悪いものがすぐ傍で呼吸していることを思い知らされる言葉のはずだ。
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もう一つは、最後のシーンで映画を見た別れ際に男性が佳純に言うセリフ
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「おんなじような人がいて、それで生きているならそれでいいやって思いました」
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最後にこの本「未来は決まっており、自分の意志など存在しない。」から
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この世にはありとあらゆる「多数派 - 少数派」の対立がありうる。どんな人間でも常に多数派であり続けることはできないはずである。だからこそ少数派を無下に扱う、否定するということは自分自身のためにも、決してしてはけないことだと私は思う。
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とてもいい映画でした。面白かったです。
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ぜひ見てほしいな。
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