「すずめの戸締まり」を見終わった(2022年/日本)
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九州のとある静かな町で暮らす17歳の少女・すずめ(鈴芽)は、“扉”を探している旅の青年・草太と出会う。彼を追うすずめは山中の廃墟にぽつんと佇む古ぼけた扉を見つけ、開けてしまった。草太が探す扉とは、開くと向こう側から災いが訪れる不吉なもので?(U-NEXTより)
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南から北、異空間への大冒険!(笑)
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毎度のこと全く予備知識無しで見た。こんな映画だったんだ・・・
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まず映像が息を呑むくらいに美しい。
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車で走るシーンや、カラオケの字幕が流れる件などアニメとは思えないシーンがたくさんあった。どうやって作ってるんだろう、すごい!
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ラインやSNSなどの描写も、細部まですごく作り込まれている。
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自分のようなアニメ初心者は、メジャー作品しか知らないのでこのレベルがベースになってしまう。
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そう考えると、中々罪深い作品なのかもしれない。
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自分の過去と どこでもドア 扉の謎解き同様に、旅をしながらの出会いがとても素敵だった。物理的な移動と時間的な移動のミックスだよね。
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途中「岩戸鈴芽の充電させてもらえませんか?」にも見えてきたり(笑)
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ダイジンの後に現れた、あの黒猫は東日本側の要石だったのかな?
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環(鈴芽の母親)の本音をすずめに促したのもあの黒猫なんだよね。闇の部分もほのめかしていたんだろうか。
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きっと何か神話も絡めているのかなーと。
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ラストの幼少時代の環が大人の環に、泣きわめくシーンで号泣だ(涙)くぅー
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あとね、芹澤君のスポティファイの選曲がツボった。見かけによらなすぎ(笑)みのる君もよかったです。
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天気の子もそうだったように、映画内に商品名や企業名が実名で描かれている。ローソンや、出前館などそれらを見つけるのも楽しかった。
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フィクションでありながらも、実際にあった大災害を扱うので見る人によっては不快感を伴うかもしれない。
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でもその辺をすごく考えて配慮して作られているように感じたな。
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美しい映画でした。面白かったです。
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