「こ、これは・・・」
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「ご、ゴクリ・・・」
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先日、病院の付き添いで実家に帰ったとき父親に「そういえば、おまえの段ボール箱が車庫にあったぞ」と言われた。
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何のことだろうと思いながら車庫へ行ってみると、上段の棚にほこりだらけの今にも崩れ落ちそうな汚い段ボール箱のような物体があった。
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軍手をして脚立にのってずっしりと重たい箱を引きずり下ろすと、そこには幻想的なホコリのチンダル現象が(笑)
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恐る恐る中を開いてみると・・・なんということでしょう、子供の頃に集めていた懐かしいものがたくさんつまっていたのだ!
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しかもクッキーの缶に密閉して、ガムテープでしっかりと封をされている。これは子供じゃできない、おそらく親がやってくれたんだろうな。
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当時はスマホもインターネットも無い時代だ。
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オンデマンドやストリーミング、つまることろ「所有よりアクセス」という概念などある訳もなく、たくさんの物を持つこと、何かを収集したりすることが一種のステータスで今より価値を持っていた。
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クリス・アンダーソン風に言うならビットではなくアトム全盛期だろう。
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物質的な豊さ ≒ 幸せ
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で、夥しいくらいの物の数がほぼイコールで幸せに直結していた。そんな時代だったと思う。
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さらに言えば、個人間でのモノの売買や交換も簡単じゃなく、自分と似たような人に容易にアクセスできないだけでなく、他人と比べて苦しむこともできなかった。今では考えられない、隔世の感があるね。
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懐かしいという気持ちと同時に、自分はたくさんのものを親に与えられてきたんだなーと。今大人になってみて、無償の愛を与えられる家族は持てなかったけれど両親には出来る限り返していきたい。
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親のためというよりも自分のためという意味合いの方が大きい。自身が後で後悔しないようにだ。
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恐るべし・・・ビックリマンシール(笑)
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