「美容コスメの醜い真実」を見終わった(全4話)(2022年/アメリカ)
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人間は昔から美しくなりたいと願ってきた。だからこそ自分を磨き、さまざまな美容コスメを使用する。老若男女が大金を費やす美容コスメは巨大産業に成長した一方で、健康被害のニュースは後を絶たない。視聴者に警鐘を鳴らし消費者が身を守る方法を伝授する。
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感想は・・・めちゃくちゃ面白かった!
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「ザ・強欲」だ。
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原題は「Not So Pretty」で、ヘア、ネイル、スキンケア、メイクアップの全4話で構成されているドキュメンタリー番組だ。それぞれ30分ほどなので気軽に見れると思う。
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アメリカの場合、議員と企業、そしてその間をカネでつなぐロビイストがずぶずぶすぎるんだよね。
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この辺は堤未果さんの本に詳しく書かれている。
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つまるところ、法律と化学を駆使して
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お金 >>> 超えられない壁 > 人命
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のシステムが完璧に出来上がっていて、食や薬と同様にコスメまでもが利益至上主義に抗えない。他人の命を金に変えているともいえるだろう。
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まさかスーパーの棚で買う日用品に、アスベストやホルムアルデヒドが含まれているとは夢にも思わないよね。
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食品と違うのは、化粧品は例え有名ブランドの高価な商品でも危険なものがたくさんあるところじゃないかな。食の場合は(一般的に)高価になればなるほど、より安全なものへ近づいていくと思う。
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「可愛くなりたい、綺麗になりたい」を食いものにしているのだ。
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特に第4話の「メイクアップ」が面白かった。ジョンソン&ジョンソン製のベビーパウダーが取り上げられている。
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このパウダーにはタルク(滑石)が用いられていて、そのタルクには分離できないアスベストが含まれているそうだ。
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会社側は1970年代にこの問題を認識していたにも関わらず、なんと2020年まで50年以上も北米で販売され続けていた。しかも、アメリカ以外の世界中では今も売られ続けているという!笑えない事実だ。
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これは以前 Alpha の記事にも載っていてうっすらと覚えていた。
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アメリカ人の平均寿命が伸び悩んでいるのは、人種や格差、肥満、銃社会など様々な要因があるんだろう。
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もう一つ、議員と企業とロビイストがカネで繋がっていて、まともな法律が制定されないのも大きな一因だと思った。
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面白かったです。興味のある方はどうぞー
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