「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

読書

「「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か」を読み終えた。
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著者は心理学の博士で、専門は発達心理学と認知科学らしい。面白そうだったので購入。
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同じもの見ていても、人によってその意味が違う。同じものであるのに、この前といまでは自分の中で意味が違う。私たちの世界はただ物理的なモノが存在しているわけではありません。プロジェクションによって物理的なものにひとりひとりが意味を付けているのです。そのようなこころの働きによって世界はモノと意味とで彩られています。
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[2.5次元文化] マンガやアニメやゲームを原作としたミュージカルや演劇の舞台作品のこと
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推し、燃ゆ
「推し、燃ゆ」を読み終えた。 . . タイトルが「推し、燃ゆ」って・・・もうそれだけで読んでみたくなった(笑)自分にとってはラジオパーソナリティのユキ・ラインハートさんや麻雀プロの白鳥翔さんくらいのインパクトだった。 . . ■ . . 推しは命にかかわるからね。 . . 病めるときも健やかなるときも推しを推す。 . . 愚問だった。理由なんてある...

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(応援上映では)最初に出る制作会社や配給会社のロゴに向かってみんなが「○○、ありがとう~!」と大声援を送るのでびっくりしました。応援上映は「推し」との相互作用というよりも、「推し」を媒介にしたファン同士の相互作用なのです。
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「いま・そこにはない」をイメージできること、それを他者とも共有できることは、知性が具象のみの世界から飛躍し抽象的な世界へ踏み出したことを意味します。
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バチカンの狂気 「赤い権力」と手を結ぶキリスト教
「バチカンの狂気 「赤い権力」と手を結ぶキリスト教」を読み終えた。 . . 著者はジェイソン・モーガン氏で自身もカトリック信者だそうだ。 . 帯に推薦文を書いている飯山陽さんは読んだことがあるが、この人の本を読むのは初めてだった。 . . ■ . . 例外があるとはいえ、今日のカトリック教会、とりわけバチカンは反社会的、反人道的、そしてグローバリストに仕える組...

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宗教と物語はいずれも、こころの中にある仮想の世界に身をゆだねる必要があり、それは日常生活とは異なる別世界の存在を想像できなければ成り立たない。
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[プロテウス効果] (アバターやVRなどで)身体の外見上の変化が態度や行動を変化させること
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[代理報酬] 他者が何らかの報酬を受け取るのを観察したときに、自分が快感情を得られること
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[ぬい] ぬいぐるみのこと
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「推し」が無理矢理あなたの人生を変えたのではありません。あなたの人生が変わったきっかけは「推し」ですが、人生を変えたのは紛れもなくあなた自身です。それこそが「推し」の真髄です。
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以上引用です
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知らない事だらけ!(笑)
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なぜ会ったこともない人やモノに熱狂して、幸せな気持ちになれるのか。そんなこころの働きとヒトの本質を科学的に説明している感じだろうか。
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プロジェクションやアブダクションなど難しい言葉も出てくるけれど、アンパンマンやちびまる子ちゃんなどの例があって分かりやすかった。
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この本で言うプロジェクション(こころの働き)のメカニズムは「心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学」に詳しく書いてある。
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心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学
「心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学」を読み終えた。 . . 著者はニック・チェイター氏で、原題は「The Mind is flat 心は表面でしかない」だ。コメントで「面白いよー」と教えて頂いたのと、脳と心に興味があったので購入。 . . ■ . . 心理療法、夢分析、語連想、行動実験、脳スキャン。何をどれほど試しても、人間の真の動機を取り出すことはできな...

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より深く知りたい人は読んでみてほしい。
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一応推しの定義とは「その対象を、ただ受け身的に愛好するだけでは飽き足らず、能動的に何か行動してしまう対象」ということらしい。
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ファンから一歩進んだ形なのかな。自分も応援している人がいるけれど、そういう意味ではただの「ファン」なのかもしれない。
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スピリチュアルズ 「わたし」の謎
「スピリチュアルズ 「わたし」の謎」を読み終えた。 . . 橘玲さんの新作だ。著者の本は20代の頃からほとんど読んでいる。最近のテーマは専ら「お金や資産」から「心理学と進化論」にシフトしている。 . . ■ . . スピリチュアルズというのは、心理学でいう「無意識」に「魂」を重ね合わせた言葉だ。脳科学の知見は意識と無意識が対立しているのではなく、じつは「わたし...

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会ったこともない、実在すらしないものに思いを馳せて心を躍らせ、想像と妄想が共有される。そこに人と分かち合う喜びや存在意義を感じる。
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つまるところ、「推し」とはクリエイティビティの集大成なんだろう。
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そしてアイドルであり偶像であり、グルにもなると。
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読書感想文や映画の感想も、読む人、見る人によって浮かび上がってくるものは違うよね。
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例え自慰行為と言われても、想像力や妄想力は人間が生き残るための本能だそうだ。ここはすごくよく分かる。
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推しのためというか、自分のためでもあるのだ。
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「利他」とは何か
「利他」とは何かを読み終えた。 . . 著者は未来の人類研究センターの「利他プロジェクト」に携わっている5人の共著らしい。伊藤亜紗さんは以前「手の倫理」を読んで知っていた。國分さんの本も読んだことがある。 . . ■ . . 合理的利他主義の特徴は「自分にとっての利益」を行為の動機にしているところです。 . . 効果的利他主義は「私たちは自分にで...

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もうひとつ、推しには「与える喜び」も貰える思うよ。他者に貢献して喜んでもらうことは自らの喜びにもなるよね。
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献血や寄付、ネットならウィキペディアやLinux、今この記事を書いているワードプレスも全てボランティアが無償で開発して運営しているサービスだ。その対象が好きな人だったらなおさらだろうね。
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そんな妄想を共有できる喜びと、与える喜びが綯い交ぜになって大きな快感となるんだろう。そして場合によっては沼ると(笑)
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プロパガンダ
「プロパガンダ」を読み終えた。 . . 初版が出版されたのは1998年で今から約20年ほど前の本らしいが、プロパガンダ(宣伝)の本質が詳細に書かれている良書。この本では「説得」という言葉で置き換えられて使われている箇所が多い。 . ■ . プロパガンダの最終的な目的は、受け手がその立場があたかも自分自身のものであるかのように「自発的」に受け入れるようにすることにある。 ...

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逆に言えば、他者を虜にするには、どれだけ想像力を掻き立てさせるかが重要になる。ドーパミンは「行為」ではなく「期待」から出るからね。
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ちなみに、上に書いた「2.5次元」の舞台作品には、あえてあまり知られていない役者をキャステイングするそうだ。そうすることで、先入観を排除して視聴者のプロジェクションを最大化すると。
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よく出来てんな、おい!(笑)
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運気を磨く
「運気を磨く」を読み終えた。 . . ぱっと見題名だけを見ると、うさんくさいスピリチュアルや都市伝説、カルトのエバンジェリスト感があるが、著者は原子力工学の教授で科学的根拠を大切にするそういったオカルトの類とは対極にある。 . この著者の本を読むのは初めてだった。 . ■ . 自叙伝や回顧録で最も多く使われていたのは「偶然」「たまたま」「ふとしたことで」「折よく」...

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最期に一番刺さったところを
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ある人には見える世界が自分には見えない時、重要なのはそれが見えるかどうかではありません。その話が本当かどうかでもありません。ある人には見えたということを受け取めることです。
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日本は世界の中でも「推し」の文化が市民権を得ているほうじゃないだろうか。おそらく思想の自由が根本にあるからで、クマのプーさんすら禁止される国で育むのは難しいに違いない。
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興味のある方はどうぞー

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