「ソイレント・グリーン」を見終わった(1973年/アメリカ)
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2022年ニューヨーク。人口増加と環境汚染により食糧問題は深刻を極めていた。同年、合成食品ソイレント・グリーンを発表したソイレント社の社長が自宅で殺害される。殺人課のソーンが捜査に乗り出すが、その背後には政府の陰謀が渦巻いていた(U-NEXTより)
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今読んでいる「ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?」に引用されていた映画で、どうしても見たくなった。
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本を読んでいて、そこから興味が湧いて見たくなる映画は結構あるね。
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U-NEXTによると、ハリー・ハリソンの小説「人間がいっぱい」を映画化したものらしい。この作品は1973年制作なので、およそ半世紀前に2022年(去年)を想像して描いたことになるね。
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爆発的に人口が増加して、街には失業者が溢れ食べ物を賄いきれなくなる。そして政府が秘密裏に合成食品「ソイレント・グリーン」を作ると。
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果たして現実の50年後はどうだろう?
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それほど的外れでもないのかなと。
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世界の人口は80億人にせまり、自然災害が多発して、エネルギーと食の安全保障が脅かされている。戦争も起こり経済格差も開く一方だ。
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今や飛躍的な技術革新で、動植物の繁殖までコントロールできるようになったけれど、変わろうとしないのは人間のほうかもしれないね。
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もはや自然や生殖すら支配できると。
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人間の欲はとどまるところを知らない。そういうことに対する警鐘も感じた。
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ストーリ-の中で「家族」や「ホーム」などの隠語が出てくる。
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ルームメイトのソルがその「ホーム」に行ってしまうんだよね。当時あのセレモニーシーンは驚きだっただろうなー、クラシックと自然風景の映像の組み合わせが絶妙だと思うわ。
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一方で細かいツッコミどころはあった。
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なぜ警察官がアメフトのヘルメットをかぶっているんだろう?そしてなぜ作業服?あの肉はさすがに腐っているだろう?血が鮮やかすぎて、どうしても血に見えなかった(笑)などなど。
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今の感覚では違和感があると思う、これはしょうがないよね。
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最後にソーンと銃撃戦となった相手は、秘密警察みたいなところだったのかな?うーむ・・
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ラストは予測できました(笑)
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興味のある方はどうぞー
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