ガラスの十代

アルバイト

アルバイト先に大学生が入ってきた。
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アルバイト生活も4年目
アルバイト生活も4年目となった。 . ・・・ ・・・ ・・・ . よく続いてんな、おい(笑) . . ご多分にもれず、うだつの上がらない顔を引っさげて、店のバックヤードでくすぶっていると向こうから課長が歩いてきた。 . 年齢は30代くらいだろうか。学生時代から厳しい競争を勝ち抜いて、たゆまぬ努力の末に若くして数百人を束ねるポストに就いたんだろう...

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もう1週間ほど一緒に仕事をしている。男性で、第一印象は「おとなしい感じの礼儀正しい若者」といった感じだろうか。
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仕事はOJTさながら、手練手管のおばさまたちから手取り足取り教えてもらっているようだ。メモを取りながら真剣に聞いている。
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真面目な子だ。
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裸体で冷蔵庫に寝転がっているわけでもないし、唇をすぼめて目を見開いて斜め上からJPGを量産しているわけでもない。
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自分の最初の頃とは大違いだ(笑)自分も何か聞かれたときは ヘラヘラと気持ち悪い笑顔で 丁寧に答えている。
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[6] アルバイトの面接を受ける
面接当日、履歴書を持って面接に向かった。 . 服装はスーツじゃなくても「舌を出して中指を突き立てなければ、悪い印象は与えないだろう」ということで、持っている数少ないワードローブの中から、目一杯清潔感のあるキレイな服装で挑んだ。 . そもそもスーツは、数年前の断捨離で捨てたんですでに無い。 . ■ . 自宅を15分ほど早めに出発したので、時間前に着いてしまった。自分は...
[7] アルバイトの面接を受ける2
挨拶をして椅子に座るように促される。 2人の面接官は、どうやら人事の人と店長らしい。 . 「あぁ・・・、圧倒的じゃないか・・・」 . ビグザムを初めて見たアムロの気持ちだ。 バイトの面接に、がっちりと2人分の工数をかけるとは。 . 見たところ、自分と同年代で働きざかりといったところだ。きっとコツコツと一つの会社でキャリアを積み上げてここまでのし上がったんだろう。 . ...
[9] アルバイトに初出勤する
しょうがない・・・行くしかないか . ■ . 「イヤならすぐ辞めよう」 . これを心のスローガンにして、近くの銀行に行って口座を作ってコンビニで色んな書類のコピーを取って、なんとか初出勤の日までに必要なものをかき集めた。ドラクエのクエストのようだ(笑) . 初出勤の日、またもや予定時間より15分ほどはやく着いてしまって車の中で時間を調整していた。もう一度書くが根は真...
[10] 若いリーダーに煽られる
アルバイト2日目、今日から実際の仕事になる。 . この日はリーダーと一緒にマンツーマンで、4時間みっちりと説明を受けた。リーダーは20代後半から30代前半くらいだろうか、とにかくありあまるエネルギーに満ち溢れているといった感じだ。 . まだこの支店に赴任してきてから半年ほどらしく、全国を飛び回ってキャリアを積んでいる真っ最中のようだ。毎日よだれを垂らして昼寝をしてる自分とは違うのだ...

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どういう理由でこの ブラック企業 アルバイトを選んだのかは分からないが、自分の力でお金を稼ぐのは偉いと思う。
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社会経験にもなるだろうしね。自分の甥や姪と重ねてしまうところもあるなー
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あとね、ハイリさんとかもそうだったように普段交わることが無い世代と一緒になると刺激になる。現におばちゃん達は、長年の軛から解放されたかのごとく生き生きしている。
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う、動きが違うぜ!(笑)
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そりゃ若い人のほうがいいだろうね。若さはかけがえのない武器なのだ。
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赤い彗星ハイリさん
元日からアルバイトに駆り出された。 . . 凍えるような寒さの中、凍てつくバックヤードを歩いていると薄暗い通路の向こうに何か赤い物体が蠢いているのが見えた。 . ・・・? ・・・ ・・・ . . シャ、シャア!!? ・・・ ・・・ ・・・ 違う! . なんとハイリさんが髪の毛を赤く染め上げていたのだ。 ....

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自分も何か学んでいきたいと思う。

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