「オードリー・ヘプバーン」を見終わった(2019年/イギリス)
.
.
幼少期に経験した父親による裏切り、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったトラウマ、奪われたバレエダンサーへの夢、幾度の離婚。貴重なアーカイブ映像と近親者のインタビューによって、オードリーの1人の女性としての姿が映し出されていく(U-NEXTより)
.
.
オードリー・ヘプバーンの生涯を描いた伝記映画だ。
.
これまで数十年生きてきて、オードリー・ヘプバーンの映画を一度も見たことがない。
.
「ローマの休日」も「ティファニーで朝食を」も!(笑)
.
■
.
そんな彼女のイメージは
.
とてもキュートで、町中をベスパで疾走している人
.
くらいだった(笑)
.
.
両親とも貴族の出で(父は違う?)裕福な家庭で育てられたんだよね。幼いころからダンスが得意で、大人になったらバレリーナになりたかった。
.
でも第二次世界大戦が始まって家族がバラバラになってしまう。住んでいたオランダがドイツ軍に占領されて身動き取れなくなり、父親が家族を捨ててイギリスに行ってしまう。
.
.
そんなこんなで紆余曲折を経ながらも女優になり、そして世界的な映画スターへとのし上がると。
.
生涯一度も戦争を経験したことが無い人生は幸せだと思う、ほんとに。どんな幸せも安定も全てが一瞬でリセットされてしまう。
.
.
勝手な想像でしかないけれど、一番幸せだったのは後年穏やかに家族と過ごした期間なんじゃないかな。キャリアの絶頂期に家族を優先して10年も休んだんだよね。
.
自身が幼い頃に父を失って愛情に飢えていた生活を繰り返したくなかったのかな。そして後年はユニセフ親善大使として、若い頃に得た名声を還元しようと世界を飛び回った。
.
最後はガンで亡くなったそうだ。
.
.
伝記なので多少脚色はあるかもしれないけれど面白かった。
.
「オードリー・ヘプバーンのオードリー・ヘプバーンたるもの」が分かると思います。
.
.
コメント