生きる

映画

「生きる」を見終わった(1952年/日本)
.
.

30年間無欠勤で働いてきた市役所の市民課長・渡辺は、ある日自分が癌に冒されていることを知る。絶望と孤独にさいなまれ、これまでの事なかれ主義的生き方に疑問を抱いた彼は、最後に市民のための小公園を建設しようと奔走するのだが(U-NEXTより)
.
.


.
.

言わずと知れた巨匠、黒澤明監督の作品だ。以前からずっとみたいなーと思っていた。
.

映画『生きる-LIVING』公式サイト
黒澤明×カズオ・イシグロ 不朽の名作がイギリスを舞台にいま、よみがえる! 本年度アカデミー賞最有力!

.
視聴後に調べてみると、ノーベル賞作家のカズオイシグロとのコラボで新たにリメイク版も出されているようだ。
.

クララとお日さま
「クララとお日さま」を読み終えた。 . . ノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロの最新長編。著者の本は「わたしを離さないで」以来で2冊目だ。 . . . ■ . . 「買うべきだったかなって、いま思いはじめたとこ」 . . そして今回もう一つ分かったことがあります。それは、人間はさびしさや孤独を嫌い、それを逃れるためなら思いもよらない複雑な行...

.
生きるとはなんだろうね。
.

普通の毎日をしっかり生きること。ルールに従って法を犯さずに真面目に働くこと。酒を飲んでギャンブルをし、セックスをして快楽を貪ること。
.

・・・

・・・

・・・
.

正解はない。
.

そんな答えがないことにどうやって折り合いを付けるか。それこそ生きながら生きる意味を見出していくんじゃないかな。年月を経ながら人生観や死生観を養っていくんだろう。
.

30年間の会社勤めが間違いだとは思わない、むしろ立派だと思う。
.

人生には進学や就職、結婚などいくつかターニングポイントがある。そういう意味ではどんな凡人にも「本気を出す場面」が用意されているのかもしれないね。
.

グッバイ、リチャード!
「グッバイ、リチャード!」を見終わった(U-NEXTで550円) . . がんで余命わずかであることを告げられた大学教授のリチャードは、追い討ちをかけるかのように妻に不倫を告白される。死を前に怖いものなしになったリチャードは、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、ルールや立場に縛られない生き方を始める(U-NEXTより) . . 感想は・・・すごく良かった。 ....

.
この映画「生きる」は1952年の作品だ。
.

玉音放送で涙して、GHQに統治され、何もない焼け野原の状態から、わずか7年で「生きる意味は何か」と考えられるくらいになったんだなと。
.

明日食べる物にも貧すれば、そもそも生きる意味など考えない。毎日をどうやって食いつなぐのか、やり過ごすのかに精一杯だからね。
.

それがわずか数年で、承認欲求や自己実現欲求、つまるところマズローの4段階目まで昇華する。
.

この部分がすごく驚きだった。日本人すげーなと(笑)皮肉な事に70年後の現在はこの部分が足枷になってる感があるけれど。
.

家族を想うとき
「家族を想うとき」を見た(U-NEXTで550円) . . 舞台はイギリスのニューカッスル。ターナー家の父リッキーはフランチャイズの宅配ドライバーとして独立。母のアビーはパートタイムの介護福祉士として1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい想いを募らせてゆく。(公式サイトより) . . ...

.
印象的だったのは主人公渡辺の葬式のシーンだった。役所の連中が自己保身に忙しい中、町民が泣きながら焼香に来るんだよね。
.

・・・

・・・

・・・
.

死んだときに、誰か一人でも心の底から悲しんでくれる人がいたら、それだけでも生きる意味があったんじゃないだろうか。
.

あとね、この葬式の件をあえて中盤に持ってきて、その後は回想シーンで繋ぐという構成が斬新だった。
.

世界の黒沢に対して上から目線ですみません(笑)
.

PLAN 75
「PLAN 75」を見終わった(2022年/日本、フランス) . . 少子高齢化が進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」が国会で可決・施行された。夫と死別して独りで暮らす78歳の角谷ミチは、ある日突然、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を解雇され「プラン75」の申請を検討し始める(U-NEXTより) . . U-NEXTで配信されるのを...

.
悲しかったのは、音声がアナログでボリュームを上げてもセリフが聞き取りにくい部分があった。令和の技術で何とかできないものだろうか。そこだけがすごく残念だった。
.

最後の市役所のやり取りのシーンが素晴らしい!個人的にはこれ以上ない最高の終わり方だと思う。
.

見れてよかったです。
.

.

.
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ

映画
スポンサーリンク
独身、一人暮らしの日記

コメント

タイトルとURLをコピーしました