渚のリーチ!

小説

「渚のリーチ!」を読み終えた。
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日本プロ麻雀連盟のプロ雀士、黒沢咲さんの小説。初の上梓で麻雀青春小説らしい。ファンです(笑)
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日常でふとうれしくなる瞬間
応援している人が役満を上がったとき。 . ・・・ ・・・ ・・・ . 黒沢咲さんの四暗刻単騎!ヒャッハー! . 昼食を食べながら前日の試合をテレビ(Abema TV)で見ていたがこのシーンだけでも5回は見た。解説のセリフを覚えるくらいだ。 . 黒沢さんがオーラスに三着から逆転総まくりの四暗刻単騎を上がったのを見て、テンションが上がって昼寝...
オーラスの大まくりで興奮する男
オーラス、黒沢さんのトップをまくる満貫ツモ! . . 聴牌時に8ソを切って6-9ソに受けることもできたが、裏ドラがのらないとトップ逆転できないので、あえて8ソと西のシャンポンにして見事ラス牌の西をツモって満貫。 . ちなみに裏ドラは・・・ . ・・・ ・・・ ・・・ . のってなかった!ヒャッハー! . つまり6-9ソ待ちだと6ソをツモ上がって...

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とくべつ男勝りってわけでもないのに、麻雀してるときだけはやたらかっこいいから痺れるよ。
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配牌は誰もが平等に運まかせだ。それはとても人生に似ていると私は思う。どんな家に生まれて、どんな容姿か。配牌は誰も望み通りには決められない。与えられた配牌を生かすも殺すも、すべて自分の選択にかかっている。
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「大地さんは、鳴くとひどいことになりますねえ」
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どれだけ頑張ったって、持てる時間と力のすべてを注いだってどうにもならないことはある。病気になるのと同じように。努力したらその分報われると無邪気に信じていられた私は、それだけで確かに運が良かったのだ。みんな、努力したところで報われるかどうか分からないなか、それでも努力するしかすべがなくて、先の光が見えない道をただただ走り続けるしかない場所に立っているのに。
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実力も運のうち 能力主義は正義か?
「実力も運のうち 能力主義は正義か?」を読み終えた。 . . マイケル・サンデルさんの新刊。著者の本を読むのは「これからの正義の話をしよう 」以来だった。 . . ■ . . SATのような標準テストはそれだけで能力を測るものであり、平凡な経歴の生徒も知的な将来性を証明できるとされている。だが、実際にはSATの得点は家計所得とほぼ軌を一にする。生徒の家庭が裕福であれば...

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勉強すればするほど、知識が増える。常識的に考えてこの並びのときはこうするべきとか、こういうときは鳴いて聴牌を狙うとか、そういう頭でっかちの知識が。
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麻雀は卓につけばひとりの戦いだ。どこまで行っても、孤独な道が続いていく。人生と同じで、最短の道が必ずしも正解とは限らないし、目に見えるものがすべてじゃない。
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以上引用です
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感想は・・・面白かった!
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麻雀プロが書いた入門書や戦術書は数あれど、小説を書き下ろしている人はそういないだろう。
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元彼の遺言状
「元彼の遺言状」を読み終えた。 . . 「このミステリーがすごい!」大賞受賞作ということで読んでみたかった本。ちょうど文庫化されたので購入。少しでも安いのはうれしい(笑) . . ■ . . まったく、男の人ってどうして自分の過去のアレコレを大袈裟に膨らませて、いかに自分が葛藤を抱えたのかとか、傷を負ったとかそんな話を吹聴するのだろう。 . . でも、だから...

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自分が知っている限り「元彼の遺言状」の著者の新川帆立さんくらいだ。「渚のリーチ!」も「お嬢」の通り名に恥じない知的さに溢れていた。
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麻雀小説であると同時に自伝であり、そして生き方の本でもあると思う。
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麻雀プロを目指している人はもちろん、それ以外の「何者かになりたい人」には特に響くところがあるんじゃないかな。
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ジャニーズは努力が9割
ジャニーズは努力が9割を読み終えた。 . . ジャニーズファンの人には申し訳ないがジャニーズには全く興味がない。が、興味本位で読んでみたら知らないことばかりで面白かった。 . きっとジャニーズファンの人ならもっと深い視点で読めると思う。著者はジャニーズのオーディションに応募して落ちたらしく、その後「ジャニオタ男子」として活動しているそうだ。 . ■ . ジャニーズJr...

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日本プロ麻雀連盟や鳳凰位は実名で書かれているが、Mリーグのチーム名などがデフォルメされているのは大人の事情なのかなと(笑)
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作中の榎戸プロと楠木プロは、それぞれ伊藤優孝プロ(死神)と佐々木寿人プロ(魔王)だろうね。友情出演だ。
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個人的に思っている他の雀士と決定的に違う彼女の魅力は、負けを補って余りある確固とした自分のスタイルと、若さや勢いだけで売っている訳ではないそれに伴う実力だ。
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現在日本プロ麻雀連盟の最高峰A1リーグで活躍していて、数百人?(所属人数が分かりませんでした)の中のトップ13だ。去年はさらにその中で2位になって鳳凰戦にも挑戦している。
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加えて確率やセオリーの向こう側、つまるところ運否天賦の闘牌に痺れるのだ。
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卓上で沈思黙考しているその所作がとても素敵で魅了される。一流のプロにふさわしいエンテーテナーでもあると思うよ。
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この本「推し、燃ゆ」から
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推し、燃ゆ
「推し、燃ゆ」を読み終えた。 . . タイトルが「推し、燃ゆ」って・・・もうそれだけで読んでみたくなった(笑)自分にとってはラジオパーソナリティのユキ・ラインハートさんや麻雀プロの白鳥翔さんくらいのインパクトだった。 . . ■ . . 推しは命にかかわるからね。 . . 病めるときも健やかなるときも推しを推す。 . . 愚問だった。理由なんてある...

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愚問だった。理由なんてあるはずがない。存在が好きだから、顔、踊り、歌、口調、性格、身のこなし、推しにまつわる諸々が好きになってくる。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の逆だ。
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ちなみに、物語に登場する対局はすべて自身が過去に実際に打ったものらしい。あ、表紙のチーピンは最後まで読むと分かります。
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今年も、黒沢イズムの麻雀を楽しみにしています。

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