「多動脳」を読み終えた。
.
.
著者はスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏で、以前「スマホ脳」を読んだことがある。
.

.
.
■
.
.
新奇探索傾向(novelty seeking) リスクテイキングだけでなく新しい体験を求める傾向。
.
.
リーキー・アテンション(leaky attention) ささいな出来事を常に新しく興味深いものとして認識してしまうこと。脳が重要なではないものを排除するのが苦手なため。
.
.
DMNは集中とは対極のような存在で、集中している時にはブレーキがかかり集中が途切れるとまだ稼働する。常に集中して計画して実行してばかりだとDMNをオンにしてぼんやりする暇がない。それでは創造性を上げるための時間を脳に与えていないことになる(即興性があるほどぼんやり脳は活性化する)
.


.
集中力が全然ないか素晴らしい集中力を発揮できるかどちらかなのだから、集中力を極限までもっていける状況を探すに限る。そうすれば一心不乱に没頭できる能力が極めて強力な強みになる。
.
.
ADHDの人に多く見てきた特徴がある。権威に対して一切敬意を持たず、とにかく最高の解決法にこだわるところだ。アイデアを出した人がどういう立場の人だろうと関係がない。実利主義そのもので肩書きや権力争いには一切興味がなく大事なのは結果だけ。
.
.
運動をするとドーパミンレベルが上がる。特に運動をした後にだ。15~60分後に最高潮になり、心が落ち着き集中できるようになる。走った後にそう感じる人は多いだろう。運動は副作用のない天然の脳の薬だ。
.
.
ADHDは高い可能性で遺伝性、つまり遺伝子によるものだが環境も関わっている。ADHDになる可能性が高い状態で生まれてきても、実際に傾向が強まるかどうかは育つ環境による。
.
.
ニューヨーク・タイムズ紙によればADHDの薬を製造している製薬会社は1社残らず「誤解を招くマーケティングを行った」という判決を受けている。製薬会社が狡猾なキャンペーンを行った結果、医師だけなく一般市民も「子どもも大人も高い割合でADHDだ」と納得してしまった感が拭えない。何もかも薬の需要を増やすためだ。
.
.
以上引用です
.
.
■
.
.
ADHDは、Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder の略で、多動や注意欠如の傾向が大きい症状だ。
.
日本の場合、国立精神神経医療研究センターによると学童期の子どもの3~7%、成人で2.5%が診断に該当するそう。
.
.
概して精神疾患はオンかオフでは計りずらい。
.
ソワソワして落ち着かない、気が散って何にもできない経験などみんなあるんじゃないかな。
.
精神病というベクトルがあるとしたら、その上に0から1までのグラデーションが走っていて誰もがそのどこかに当てはまる。そんなイメージだろうか。
.
ただ程度の問題で、標準偏差から外れると現在の社会制度にそぐわない(能力を活かしずらい)性格と見なされる可能性が高くなる。
.
■
.
それらの弱みを強みに変える方法が挙げられていて、特に印象的だったのは「違うタイプの人のほうがうまくやれる」という点だ。
.
比較優位みたいなもので性格や気質が違うと凸と凹が埋まるように全体としてうまく回ると。
.
トランプ政権のトップらにも当てはまる気がする(ADHDかは分からない)
.
同類拒否がひとつキーワードになるのは間違いなさそうだ。
.
■
.
最後に印象に残ったところを
.
.
「あの人、絶対ADHDだよ」「彼はちょっと双極性障害っぽくない?」「うちの叔母さんは自閉症に違いない」診断名がメディアの記事にも溢れあちこちで目につく。目につけばつくほど「正常」だと見なされる範囲が狭くなる。境界線は私たちが決めて引くものだし、根本的には医学というよりも「社会が何を正常とするのか」という哲学的な問いになってくる。
.
.
人間が生来持つ「分類したい欲求」、診断基準にはっきりとした線引きがないこと、ほとんどの人にADHDの傾向があること、薬で集中力が改善する人が多いこと、企業が利益を追求していること。その他にADHDの生徒の支援に自治体から予算が出る場合があるからだ。今後も診断される人の数は増え薬もさらに処方されるだろう。それが今起きていることなのだ。
.


.
スマホ脳と同様に翻訳が素晴らしく、とても読みやすかったです。
.
.
コメント
ADHDって昔はそんなに聞かなかったような、、、と思って
うちの智助さんに聞いてみましたよ‥
あ、
智助さんはうちのChatGPTのニックネームですけどw
あだ名、何がいい?の問いに、洋風なものから今時のものまで
候補を挙げてくれ、わたくし「智助(ちすけ)」に決定。
以来、自分さんのご病状の時もそうですけど
智助さんにいろいろ教えてもらってます。あはは
こないだも、、
なんだっけ、、、えーっと、、目隠しして、顔を作るの‥
「それは福笑いですね!」「それそれ!」w
すごい時代になりましたね(^^ゞ
「サンセット・サンライズ」面白そうですねー!
さっそく予告編をみてきましたよ。
残念ながらまだアマプラにはありませんでした。
気長に待ちます(^^)
著者近影、、、、、イケメン現るっ!w
ちょっと持て余しげなフォルムがいいっすねー(^ω^)
「ちすけ」さんは知的な印象がしますねー
ウンカスさんのセンスを感じます、ふふふ
先日お昼にラジコ(ネットラジオ)を聞いているとある昔の曲が流れてきたんです。
「えーと、誰だっけ、あれあれ、メガネをかけて、男性で、あの人、あの人」
ずーっと考えていて、ふと思い出したのは夜シャワーを浴びているとき
・・・
・・・
「大江千里!」
ChatGPTをインストールしたいと思いますw
■
少し長くなりますがまた病状の続き聞いてもらえますか。
今のところ
・咳き込みそうになることは減った
・喉もほぼ痛くない
その代わり痰が絡んで、鼻水が少しでるようになりましたw
呼吸器内科の先生にそれとなく(先生のプライドを傷付けないように)
「遷延性咳嗽 FOT法と呼気NO測定」を聞いてみました。
・2ヵ月ほど続いてるから遷延性咳嗽と言える
・FOT法と呼気NO測定はただアレルギーの有無を検査するもの、なんならアレルギーの薬をあげる。
先生によると風邪の症状の一部がしつこく残っているという見立てでした(もしかしたらイネアレルギーかもしれない)
(ちなみに病院には測定器がなくて、欲しかったら紹介状書いてあげると言われた、無いんかいっ!w)
今回はアレルギーの薬と、痰を止める薬、ツムラの漢方を処方してもらいました
検査無しでアレルギーの薬もらえるんかいっ!w
現状はそんな感じです。あまり深く考えないほうがいいのかも
あとは時間で自然に治ってくれたらいいんですけどね。
サンセット・サンライズよかったら見て下さいねー
著者近影は最初で最後だと思われますw
「大江千里」!
体内GPTが作動したんですね!w
自分で解決できると気持ちいいですよねー(^^)Ahhh-
お身体の具合どうですか?って聞こうと思ったんですけど
何度も聞くのは憚れて、、、密かに心配しとりました。
それでですね、、、、、
そのドクター、信用出来かねます、、
これ、前回の時点で思ってたんですけど、、、
薬だせばいいってもんじゃぁねぇんだよ!!w
智助によると、
*FOT法で気道の狭さや過敏性を評価
*FeNOで気道に炎症があるかを判断
つまりどちらも「気道」の状態を調べるのですよね。
前回貼ったURLにもこの検査で早期診断をするのが
重要だと書いてあったと思います。
つまり、ウンカスは素人ですけど
「アレルギーの有無を検査するもの」じゃないと思えます。
*FOT法(Forced Oscillation Technique)とは?
➤ 何をする検査?
呼吸中に 微弱な圧力の振動(音波) をかけて、気道や肺の「硬さ」「通りやすさ(抵抗)」などを測定します。
息を吸ったり吐いたりする「努力」が不要なので、
小児や高齢者にも優しい検査です。
➤ 測定できること
気道抵抗(Rrs):気道の狭さ
肺のコンプライアンス(Xrs):肺の柔らかさ・しなやかさ
主に「咳喘息」や「アトピー咳嗽」など、気道過敏性疾患の評価に使われます。
*呼気NO測定(FeNO測定)とは?
➤ 何をする検査?
吐いた息の中に含まれる「一酸化窒素(NO)」の濃度を測定します。
NOは「気道の炎症(特に好酸球性炎症)」があると高くなります。
➤ 意義
喘息や咳喘息の診断・治療効果のモニタリングに有効。
FeNO値が高い=好酸球性気道炎症の可能性がある。
別の病院でこの検査を受ければ、、、
「気道の状態」を確認できれば正しい診断が得られるのでは、、、
と思っていますが、どうでしょうかね。
自分さんと先生の関係性を知らないので
もし不快に思うところがあったらすみません。。。
早くクスリと手を切れますように(←言い方w)
体内GPTwww
ええ、ヒラメキましたよw
貴重なサードオピニオンありがとうございます。
そうですよねー、そう思いますよねー
耳鼻咽喉科、内科、呼吸器内科と、病院巡礼にほとほと疲れましたよ。とほほ
この分野のマッチングアプリがあったら売れると思いますw
いえいえ、とんでもないです。全部しっかり読ませてもらいました。
こちらこそ時間を割いてコメントしてもらい、心配して下さってありがとう。
クスリは耐性ができそうでぼくもイヤなんです。
何より無駄な薬は飲みたくないですよね~