今年の下半期に読んだ本ベスト5+1を選んでみた。
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2023年上半期 今年読んだ本ベスト5+1
今年の上半期に読んだ本ベスト5+1を選んでみた。
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この半年でおよそ20冊ほど読んでいた。その中で小説は3冊、漫画は2冊ほど。
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今年の前半はゲームに300時間近く費やしていたのでその分少なめかもしれない。去年と同じパターンだ。
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順位は無くて、ベスト5と「自分さん大賞」、そしてそれとは別枠の「自分さん特別賞」を新設したのだ、ふふふ...
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今年もこの季節がやってまいりました(笑)
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読書カテゴリーを振り返ると23冊読んでいた。週に1冊ペースくらいで読みたいと思っているけれど、後半はゲームに嵌ってしまいその分あまり読めなかった。
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今回も順位は無くて、ベスト5と「自分さん大賞」、そして別枠で「自分さん特別賞」を選んでみた。
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それでは、けっっか、はっぴょーーーう!
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言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
「言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか」を読み終えた。
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著者の一人である、今井むつみさんの本は何冊か読んだことがあって全部面白い。この人の本だったので購入。
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オノマトペは感覚の言葉である。いわゆる擬態語は「ニャー」「パリーン」「カチャカチャ」のように聴覚情報を中心に表す。擬態語の中には「ザラザラ」「ヌルッ」「チクリ」のように触覚情報を...
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獣の奏者
獣の奏者 1闘蛇編
「獣の奏者 1闘蛇編」を読み終えた。
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著者は上橋菜穂子さんで、以前「香君」を読んだことがあった。「こちらも面白いよー」と教えていただいたので早速購入。
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もっとつらかったのは、翌朝、針のない蜜蜂が草の上に転がっているのを見たことだった。蜜蜂は人を刺すと死ぬのだと教えられていたけれど、小さな死骸を見た瞬間、それがどういうことなのか初めて心に迫っ...
獣の奏者 2王獣編
「獣の奏者 2王獣編」を読み終えた。
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「獣の奏者 1闘蛇編」の続きです。
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いつか、リランを見せて驚かそうと思っていたのに。主席で卒舎して褒めてもらおうと思っていたのに。そのとき、わたしを拾い上げて、育ててくださってありがとうと、わたしはあなたに育ててもらって幸せでしたと、言おうと思っていたのに。
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教えてい...
獣の奏者 3探求編
「獣の奏者 3探求編」を読み終えた。
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「獣の奏者 2王獣編」の続きです。
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そう、人の記憶というのは不思議なものだ。つい、一昨日の夕飯のことは思い出せないのに、五つのころに見た夕暮れの風景が心の底にあったりする。
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真王が、神々の子孫でないのなら、自分がいることで民が幸せになれるというのは幻想にすぎないのだ。幼...
獣の奏者 4完結編
「獣の奏者 4完結編」を読み終えた。
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獣の奏者の続きです。
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なんとこの世は広いことか。そして、この広大な世に考え方の違う多くの人がひしめいているのだ。
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母と過ごした時間はわずかだったけれど、母が注いでくれた愛情が、思い出のひとつひとつが宝となっていまも心の底を支えている。わたしはこの子にとってそうい...
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恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで
恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで
「恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで」を読み終えた。
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著者は精神科医で、甲殻類恐怖症らしい。カニやエビが苦手なんて・・面白そうだったので購入。
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恐怖症は、恐れる理由がないと分かっていながら特定の対象や予測できる状況を不釣合いに強く恐れ、これを避けようとすること。日常生活を侵害しない程度のものは小恐怖と呼ぶ。恐怖症の対象にはあらゆるも...
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遺伝と平等 人生の成り行きは変えられる
遺伝と平等 人生の成り行きは変えられる
「遺伝と平等 人生の成り行きは変えられる」を読み終えた。
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著者はテキサス大学の心理学教授で、テキサス双子プロジェクトの共同主催者だそうだ。
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この界隈で出回っている本の中で一番面白そうだったので購入。
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エンドウという植物の特徴(草丈が高いか低いか、マメはつるりとしているかシワが寄っているか、マメの色は緑色か黄色か)はたったひとつの...
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そして、栄えある2023年上半期「自分さん大賞」は
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資本主義の次に来る世界
資本主義の次に来る世界
「資本主義の次に来る世界」を読み終えた。
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著者はイギリスの経済人類学者で、欧州グリーン・ニューディール諮問委員もつとめているそうだ。面白そうだったので購入。
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原題は LESS IS MORE. How degrowth will save the world でこの人の本は初めてだった。
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研究者たちは、陸上昆虫の数が10年ごとに...
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限界を迎えながらも続いている資本主義、それに続くニューオーダーがすごく印象に残っている。まさに今の時代を象徴していると思う。
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読みやすいので興味のある人はぜひ読んでほしいな。
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受賞おめでとうございます(笑)
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ちなみに読書の中で一番読まれた記事もこの本だ。それもすごいわ。次いで「世界はなぜ地獄になるのか」「客観性の落とし穴」が続く。
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世界はなぜ地獄になるのか
世界はなぜ地獄になるのか
「世界はなぜ地獄になるのか」を読み終わった。
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橘玲氏の新作。タイトルが面白そうだったので購入。
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キャンセルカルチャーの特徴は、キャンセルされるような地位についた者が攻撃の対象になる一方で、同じことをしていてもキャンセルできる地位になければ無視されることだ。
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英語圏では「ブラック」をネガテ...
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客観性の落とし穴
客観性の落とし穴
「客観性の落とし穴」を読み終えた。
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著者は基礎精神病理学・精神分析学博士だそうだ。面白そうだったので購入。
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数字だけが優先されて、生活が完全に数字に支配されてしまうような社会のあり方に疑問があるのだ。数字への素朴な信仰、あるいは数値化できないはずのものを数字へと置き換えようとする傾向を問い直したい。
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「科学の客観的な価値と...
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最期に「自分さん、特別賞」は
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くじ
くじ
「くじ」を読み終えた。
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以前読んだ「恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで」に引用されていた本。面白そうだったので購入。
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シャーリィ・ジャクスン氏の著書は初めてだった。
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およそ、無知なる傍観者は、絵師が絵画の基礎的要素として描く一見ぞんざいな線や殴り書きから、彼の意図をくみとることはできない。数式をあらわす数字...
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この後味の悪さがたまらない(笑)
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こちらも受賞おめでとうございます。
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コメントで教えていただいた「獣の奏者」はとても印象に残っている。すでに読んでいる人からしたら「今さら」かもしれないけれど、圧巻!
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みなさんの今年下半期の一番刺さった本、文章、セリフは何だったでしょうか。
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以上、2023年下半期今年読んだ本ベスト5+1でした。
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コメント